
1月21日から放送されているドラマ『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班』は、瞬間記憶能力(カメラアイ)を持つ主人公・柊氷月が特殊能力を駆使して事件を解決していくストーリーだ。
主人公の刑事・柊を演じているのは女優の波瑠さん。シックなスーツに身を包み、クールに事件を解決していく姿がカッコ良く話題となっている。
波瑠さんのように、作中でのスーツ姿が印象的だった女優は多い。そこで、今回は実写化作品のなかでスーツ姿がハマっていた女優たちを紹介していこう。
※本記事には各作品の内容を含みます
■白いスーツがハマっていた!『無能の鷹』菜々緒さん
はんざき朝未さん原作の『無能の鷹』は、有能そうな見た目の主人公・鷹野ツメ子の、“デキない日常”を描いた人気作品だ。
身のこなしから話し方、立ち振る舞いなどどれをとっても“有能”に見えるツメ子。見た目だけで判断されてしまうことが多いツメ子だが、実は中身は“無能”というとんでもないギャップを持っているキャラクターだ。
彼女の見た目と中身のギャップによって引き起こされるすれ違いが面白く、前向きなツメ子の姿に励まされる作品となっている。
その人気から2024年10月に実写ドラマ化を果たした本作。主役のツメ子に抜擢されたのが、菜々緒さんだった。
作中では、白色のパリッとしたスカートスーツで登場することが多かった菜々緒さん。スラリと伸びた美脚……抜群のスタイルとクールな印象の顔立ちも相まって、彼女のスーツ姿はまさに“デキる女”そのものだった。
ヒールを鳴らし、颯爽と歩く姿は誰もが憧れるかっこいいキャリアウーマンなのだが、原作通り、見事な“無能”ぶりを巧みに演じるそのギャップがたまらなく面白かった。
ドラマの視聴者からは、菜々緒さんの美しすぎる姿を絶賛する声が相次ぎ、それに加えほのぼのするコメディタッチのストーリーが人気を博した。
原作ファンからも「ツメ子の実写化は菜々緒さん」という声が以前から囁かれていたというが、ファンにとっても願ってもない実写化になったようだ。
■メガネとスーツが似合っていた!『義母と娘のブルース』綾瀬はるかさん
桜沢鈴さん原作の『義母と娘のブルース』は、仕事に生きてきた主人公・岩木亜希子が、縁あって小学生の女の子・みゆきの継母となり、奮闘していく物語だ。
原作では母娘の20年もの歳月が描かれており、2人がさまざまな壁にぶつかりながらも成長していく姿が感動を呼んだ。とくに、ギクシャクしていた亜希子とみゆきの関係が変化していく様子は、涙なしでは見られない。
本作は2018年に実写ドラマ化された。主演は綾瀬はるかさん、みゆきを演じたのは上白石萌歌さん(小学生時代は横溝菜帆さん)だ。
もともと一流企業のキャリアウーマンだった亜希子はその経験を活かし、まるでロボットのように仕事や家事をこなしていく。そんな亜希子を演じた綾瀬さんはメガネをかけ、白いシャツに紺のスーツで登場。普段、華やかな印象の彼女とはガラリと違って、少し地味でお堅い印象が目立っていた。それがまた、亜希子の実直さ、不器用さを見事に再現しており、視聴者の心を掴んだのだろう。
また、地味なスーツ姿だからこそ、綾瀬さんの姿勢の良さや所作の美しさが目を引く。同じ女性から見ても惚れてしまうような仕上がりだった。
仕事に生きてきた亜希子だからこそ、一般的な母親像からは少しズレているのも見どころ。スーツの下に腹芸を仕込んでみゆきのために腹踊りをしたり、スーツ姿で自転車練習に付き合ったりなど、不慣れながらみゆきの母親になろうと奮闘する亜希子についホロリとしてしまう。