![「これってどんな味だっけ…?」 『熱血飲料』に『ごめんね。』も…ネーミングが奇抜すぎた「90年代の面白ジュース」たちの画像](https://futaman.ismcdn.jp/mwimgs/f/2/728w/img_f2a8cb0df74615bc2cde9690d825e2871485821.jpg)
日々、コンビニエンスストアの店頭を覗いているだけでも、お菓子やジュースなどさまざまな飲食物の新商品や限定商品が販売されていることに気づく。
これほど多彩な商品が並ぶ棚からは、時代時代の流行を作り出す企業努力が伝わってくるが、中には一見しても「どんな味かわからない」興味をそそる、ネーミングや見た目に凝った食品もある。
日々変化していく店頭の商品は、その時代を表している。今回は90年代に存在した、変わったネーミングの面白ドリンクを振り返ってみたい。
たとえば90年代の10代に好まれた、1999年にサントリーより発売されていた『ごめんね。』もパッと見では“味が分からない”飲み物だろう。
やわらかいピンク色ベースの缶の中央に、小さく灰色のウサギのイラストが描かれているデザインで、ウサギはどこか泣きそうな困った顔をしている。「すきっとフルーツ飲料 ーちょっぴり刺激ー」と書かれているが、商品名も相まって、それだけでは何味なのかイメージしづらいジュースだった。
実際の味は、ピーチ、白ぶどう、グレープフルーツの3種類の果汁をブレンドしたもので、 名前や缶のデザインイメージ通りのやさしい飲み口。シュワシュワ感はほどほどで、炭酸をほのかに感じられる程度のまさに“ちょっぴり”刺激。10代の「青春感」ぴったりのジュースで、パッケージの可愛らしさや飲みやすさも相まって、若い女性を中心に人気を集めていた。今でもSNSなどでは時おり「懐かしい」という声が散見される。
『ごめんね。』に限らずこの頃は、炭酸を弱めた微炭酸を謳うジュースが流行しており、いろいろな商品が市場に出ていたことを覚えているアラフォー世代は多いのではないだろうか。1996年にダイドードリンコより発売され安室奈美恵さんのCMで話題を集めた『mistio』や、1991年にキリンより発売された発売の『シャッセ』が同じく微炭酸の果汁系ジュースだった。