■ガンダムらしくない機体の筆頭?
「ガンダム」という機体をどう定義するかは、作品によってさまざまだ。『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』では、「ガンダム・フレーム」と呼ばれる特殊フレームをベースに製造された72体を「ガンダム」と呼ぶ。
なかでも視聴者を驚かせた機体が「ガンダム・グシオン」だろう。緑一色のボディはずんぐりとしており、カエルのような平べったい頭部を見ると、とてもガンダムとは思えない。
しかし『鉄血のオルフェンズ』では、ガンダム・フレームを採用している「グシオン」はれっきとしたガンダムなのだ。
ちなみに主人公の「三日月・オーガス」が鹵獲したグシオンをタービンズが改修。グシオンの重装甲は取り外され、「ガンダム・グシオンリベイク」となり、ガンダムらしいオーソドックスな人型スタイルへと生まれ変わった。
だが、ガンダム・グシオンの頃の鈍重そうなスタイルは奇抜ながらも愛嬌があり、ハンマーを持って戦うスタイルを案外気に入っていたのは筆者だけだろうか。
今回は歴代の『ガンダム』作品のなかで、とくに「尖っている」と感じた機体を紹介した。ガンダム好きの皆さんが、個性的なデザインと聞いて思い浮かべるのは、どのような機体だろうか。