■最強・最弱は誰? 海軍本部中将はレベルの差がすごい⁉
「中将は弱い」というのはネット上でもよく見かける意見だ。確かに、海軍大将と比べると彼らの実力は劣って見える。しかし、海軍本部中将のなかにも大きな実力差が存在していて、中には大将クラスの力を持っている者もいるのだ。
最強の中将の最有力候補は、モンキー・D・ガープだ。ルフィの祖父である彼は「海軍の英雄」と呼ばれる男だったが、その実力は長年評価が分かれていた。しかし、「海賊島」“ハチノス”を襲撃した際には、島を半壊させてしまうほどの実力を見せている。
実際ロジャーや白ひげと渡り合った実力は凄まじく、海軍大将以上でもおかしくはないことは明らかだ。現在は年齢的な面もあって実力は落ちているかもしれないが、ゴッドバレー事件でロジャーと手を組んで戦うなど、伝説的なエピソードも多い存在である。
つるも老年の中将でありながら、その実力と存在感で大きな影響力を持っている。特にあのドンキホーテ・ドフラミンゴを追い続け、彼を逃げ回らせていたほどだ。
全員がガープやつるほどの実力があれば、海軍の未来は明るい。しかし、残念ながら中堅の中将にはそれほどの実力はなさそうだ。巨人族にして中将にまで昇進しているジョン・ジャイアントは、マリンフォード頂上戦争で白ひげに惨敗。モモンガは当時七武海だったボア・ハンコックに部下を全員石にされ、自身は手を刺して石化は逃れたものの戦闘不能に。ちなみに七武海撤廃後には、ヤマカジ中将も石化されてしまった。
そのほか、ドレスローザではバスティーユ中将がサボに完敗するなど、中将の失態が続いている。
スモーカー中将は、評価が二分されている中将だ。初登場時は海軍本部大佐だったが、2年の間に中将までスピード出世を果たしている。自然系の「モクモクの実」の能力者で、いずれ大将にもなれそうなポテンシャルが感じられる。しかし、まだ中将になったばかりということもあってか、失態も多い。
特にパンクハザードの戦いでは、スモーカーは大きく評価を落としてしまった。当時七武海だったトラファルガー・ローに敗北し、彼の能力で人格を部下と交換させられた。さらに、同じく中将であったヴェルゴにボコボコにされ、ドフラミンゴには殺される寸前まで追い詰められている。
こうした描写から、大将が四皇の最高幹部相手でも一歩も引かない強さを持っている一方、中将は七武海にも完敗するイメージがついてしまった……。
戦闘シーンから判断できる現状の最弱候補はバルトロメオに敗北したメイナード、フランキーにワンパンKOされたレッドキングあたりだろうか。
ただし中将が弱いのではなく、麦わらの一味や彼らが関わる周辺の敵が強くなりすぎている可能性も忘れてはいけない。
そのほか、サウロやヴェルゴといった強者がさまざまな事情で離脱している点も、海軍の課題といえるのではないだろうか。
いまや四皇の一角となった麦わらの一味にとって、海軍本部中将はそれほどの脅威にならなくなってきている。ガープやつるのようにロジャー時代を経験した中将でなければ、彼らを止めることは難しいかもしれない。
しかし、海軍にも新時代が到来して、若い中将が台頭してくることも十分に考えられる。今後、ルフィたちにとっても脅威となる中将の登場が待たれる。