『バイオハザード4』アシュリーがリアル降臨! モデルを務めたオランダ人コスプレイヤー、エラ・フレイヤさんの「本人コスプレ」が大反響!の画像
『コミックマーケット105』よりエラ・フレイヤさん(撮影・だい坊)

 2024年12月29日から30日にかけて、東京・東京ビッグサイトで同人即売会「コミックマーケット105(以下、C105)」が行われ、30万人の来場者数を記録した。

 コミケの名物ともなっているコスプレを楽しむファンも会場で賑わいを見せ、参加者は日本人にとどまらず、オランダ人コスプレイヤーでYouTuberのエラ・フレイヤさんの姿も。彼女は自身がフェイスモデルを務めたゲーム『バイオハザードRE:4』のアシュリー・グラハムのコスプレで参加しており、彼女のまわりには“本物”を一目見ようと大勢の人が集まっていた。リアルアシュリーに、参加者はどういった反応を見せていたのだろうか。インタビューでは、アシュリーに扮した心境から、会場での反響などについて聞いてみた。

■「リアルアシュリー」見たさにバイオファンが行列

――フェイスモデルを務めたアシュリーのコスプレをされていました。コスプレのお気に入りポイント、会場での反響を教えてください。

エラさん 彼女は学生服を着ていますが、私も学生服を着るのがとても好きなので、とてもしやすいコスプレだと思いました。また、私はアシュリーの顔のモデルを務めているので、キャラクターのコスプレというよりは自分自身のコスプレをしているような感覚になります。そして、多くの方が私とアシュリーを一体と見ているんだなと、反応から感じ取りました。

 私にとってはあくまでコスプレであり、自分自身をコスプレしているわけではないのですが、イベントでいわゆる「実写版アシュリー」を見たことに驚いて、あいさつをしに来てくれたり、写真を撮りに来てくれたりした方が多く、それがとてもうれしかったです。

――コスプレは何をきっかけに始められたのでしょうか?

エラさん 10代の頃はロリータファッションをよく着ていて、周りの友だちの多くがコスプレをしていたので、その影響で私も少しコスプレに触れる機会がありました。ただ、自分自身が本格的にコスプレに興味を持つようになったのは、人から「このコスプレが似合いそうだからやってみて」と勧められたのがきっかけです。そして実際にやってみたら、とても楽しかったんです。特に、みんなが楽しんでくれるようなかっこいい写真を作ることや、他のコスプレイヤーが撮った写真を見ることが、とても楽しいと感じています。

――コスプレ活動のために日頃から取り組んでいること、もしくは今後挑戦したいと考えていることはありますか?

エラさん 普段から、コスプレイヤーの友だちや知り合いのInstagramやXをよくチェックしています。みんながどんなものを好んでいるのか、何のキャラクターがはやっているのかを見て、他の人たちがコスプレや写真で作り上げているものからインスピレーションを得ています。それは私自身も挑戦してみたいことで、セットや衣装を作り上げる作業を自分ひとりで、または他の人と一緒に取り組んでみたいと思っています。自分で衣装を作ったり、そういったクリエイティブな活動ができる人たちを本当に尊敬しています。

――これまでのコスプレ活動で大変だったこと、楽しかったことを教えてください。

エラさん 最近大変だったことは、コミケ2日目に着る予定だった『原神』の蛍の衣装についてです。コミケの2週間前になって、長いブーツが脚に合わないことがわかり、時間が足りなくて修正できないのでは……と焦りました。しかし、最終的にはブーツを少し下に押し下げてルーズのような感じにすると、全体的にフィットすることがわかったので、そのように履くことにしました。

 楽しかった思い出としては、自分が作り上げたものをみんなが楽しんでくれているのを見ることです。まだコスプレのクオリティには完全に満足していませんが、それでも皆さんが喜んでくれるのはとてもうれしくて、一番やりがいを感じる部分でもあります。

――コスプレを始めてから一番変わったことは何でしょう。

エラさん 高クオリティのコスプレを作らなければならない、というプレッシャーを感じるようになったことだと思います。以前は安い衣装で気軽にコスプレを楽しんだり、好きなものを試してみたりしていましたが、今では多くの方が私をフォローしてくれているので、みんなが喜んでくれるようなものを作らなければ……というプレッシャーを感じています。とはいえ、コスプレにおいて自由さというのはとても大切な部分だと思っていますし、そのプレッシャーのおかげで自分のパフォーマンスが向上しているのも事実です。多くの人が私のコスプレを期待してくれる立場にいられることに、本当に感謝しています。

――グラビア活動もされており、これまでに写真集も発売されています。グラビアに興味をもったきっかけを教えてください。

エラさん 正直に言うと、グラビアに興味を持ち始めたのは、他のグラビアモデルを見て「とても美しい」と思い、自分もそうなりたいと思ったからです。また、魅力的に見える体を作りたいと思いました。グラビアはとても楽しいと思います。というのも、自分自身を自由に表現できたり、普段プロダクトのモデルをしているときには見せられないような、自分の脆さや繊細さを表現できるからです。グラビアはモデル自身の個性が重視されるジャンルなので、そこがとてもユニークで魅力的だと感じています。

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