■高すぎる分析力と判断力は機体の性能差すら超越…『アルドノア・ゼロ』界塚伊奈帆
パイロットたちのなかには、卓越した身体能力や特殊な力はなくとも、高度な“頭脳”で戦うキャラクターも少なくはない。
2014年から放送された『アルドノア・ゼロ』で、主人公の一人として活躍する界塚伊奈帆も、その頭脳でたび重なるピンチを切り抜けたキャラクターだ。
見た目こそどこにでもいる一般的な高校生男子で、どんな場面でもマイペースに立ち振る舞う伊奈帆だが、彼は作中で幾度となく高校生離れした冷静沈着さを披露しており、土壇場においても高い分析力、判断力で窮地を乗り越えている。
その卓越した頭脳は戦場でもいかんなく発揮されており、実戦経験を持たない身でありながら敵対する火星軍の能力を冷静に見極め、その隙を突くことで易々と撃破してみせた。
そもそも、彼が搭乗することになる機体「KG-6 スレイプニール」は旧式の機体で、兵科教練用の練習機として活用されていたものだった。本来、その能力は最弱といっても良いほどなのだが、限られた武装や機体性能を伊奈帆は持ち前の頭脳でカバーすることで、難敵たちと渡り合っていく。
ちなみにアニメ2期にて伊奈帆は諸事情から肉体に特殊なデバイスを装着しており、これにより対象の分析能力や狙撃能力、真偽の判定や疑似的な未来予測までおこなえるようになっている。
高校生らしからぬハイスペックな頭脳と活躍に、思わず視聴者も思わず圧倒されてしまうこと間違いなしだ。
常人離れした身体能力、相手を支配する異能、卓越した頭脳と判断力……ロボットアニメに登場するパイロットたちはときに、そのあまりにもハイスペックな能力を駆使し、人間離れした活躍で我々を驚かせてくれる。
各アニメに登場するロボットはもちろん、それを操るパイロットのなかで誰が最強なのか、思いを巡らせてみるのも一興かもしれない。