■天下一武道会、チャンピオンの座をかけてミスター・サタンと対決
その後、ウーブはミスター・サタンと対決もしている。
第41話『天下一武道会 サタンの後継者は誰』、天下一武道会に覆面姿のパパイヤマンとして参加したウーブは見事優勝し、チャンピオンであるサタンへの挑戦権を得る。
世界チャンピオンであるサタンを本気で尊敬しているウーブは手加減なしで挑み、一時はサタンをボコボコにしてしまう。しかし、その姿に体の中にいるブウがウーブに「サタンに勝っちゃダメだ」と語りかけ、それを聞いたウーブはわざとサタンに殴られ、場外負けとなっていた。
ちなみにウーブはその後「超17号編」「邪悪龍編」にも登場しているが、少しの戦闘描写やセリフだけでそこまでの活躍はなかったのが悔やまれる。
■『ドラゴンボール超』では、原作最終回の以前の姿が!?
ウーブは原作の続編である『ドラゴンボール超』でも、少しだけだが登場している。
コミックス6巻では、赤ちゃんをおんぶして村で働く幼いウーブの姿があった。これは原作『ドラゴンボール』の最終回、天下一武道会に出場し悟空と修行の旅に出る前のウーブである。
ちなみに、このことからも分かるように『ドラゴンボール超』は、原作『ドラゴンボール』の正史とされているが、ブウ戦→『ドラゴンボール超』→原作最終回の時系列であることが考察できる。
悟空やベジータのサイヤ人たち、さらにはピッコロなどはほとんど年を取らず見た目が変わらないため、もしかしたら勘違いしている人もいるかもしれない。
今回は『ドラゴンボール』屈指の強敵・魔人ブウが転生した“ウーブのその後”を見てきた。漫画で本作を読んできた人にとっては、驚きのウーブの姿だったかもしれない。
ちなみに、現在放送中の新作アニメ『ドラゴンボールDAIMA』は、ウーブ誕生前の物語のため、おそらく登場はないと思われる。しかし、未来や別宇宙など、なんでもありの本シリーズだ。ひょっとするとウーブ登場という超展開もあるかもしれない!?