『ドラゴンボールGT』、『ドラゴンボール超』で描かれていた…『ドラゴンボール』魔人ブウが転生した「ウーブのその後」の画像
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 鳥山明さんの漫画『ドラゴンボール』は、天下一武道会で悟空とウーブという少年が戦い、ウーブに才能を見出した悟空がともに修行の旅に出るという最終回だった。

 このとき、悟空はウーブに対して「これから もしもってことがあったとき 平和を守るのはおめえなんだから!」と言い、さらには「おめえが修行して完璧になったらさ オラと もういちど ふたりで ちゃんとした試合をしような!」とも言っている。

 ここまで悟空に惚れ込ませるウーブの才能とは、どんなものだったのだろうか。原作漫画はここで終わっているが、気になるのが“ウーブのその後”だ。

 そこで今回は、アニメオリジナルストーリーである『ドラゴンボールGT』、さらには正当続編である『ドラゴンボール超』で描かれたウーブの活躍を見ていきたい。

■魔人ブウの生まれ変わり!? ウーブが誕生した経緯とは

 まずは、ウーブが誕生した経緯を軽くおさらいしておこう。ウーブは、魔人ブウ(純粋)の生まれ変わりである。

 最終決戦で、魔人ブウに「こんどは いいヤツに生まれ変われよ… 一対一で勝負してえ…待ってるからな…オラも もっともっとウデをあげて…」と語りかけ倒した悟空。それを聞いていた閻魔大王が、魔人ブウを人間へと転生させた。

 そして、10歳になったウーブは天下一武道会に初出場し、悟空と戦う。ウーブのポテンシャルだが、このときの描写だけでははかり知れない。ただ、戦闘においては、ほとんど素人にもかかわらず悟空と対等に闘い、周りを驚愕させた。

■5年間の修行の集大成!悟空と本気のバトル

 『ドラゴンボールGT』で、ウーブは第1話『謎のDB出現!! 悟空が子供に!?』から登場する。
 悟空との5年間の修行の集大成として、神様の神殿で本気のバトルを繰り広げた。2人のバトルは、デンデがこのために作ったという特別製の部屋をも破壊してしまうほど激しかった。

 戦闘が終わって部屋から出てきた悟空とウーブは二人とも倒れこんでしまうが、悟空はウーブと本気の戦いができたことに大満足し、ウーブも自分の成長を確信し家族のいる故郷の村へと帰っていった。

■地球の大ピンチに再登場!ベビーと激突

 物語は進み、31話で再登場したウーブは32話『悟空を返せ!! 怒りの戦士ウーブ』で、大きな活躍を見せる。

 機械生命体・ベビーによりほとんどの人々が洗脳され、悟空も敗れるという大ピンチに陥っていた地球。山に籠って修行をしていたウーブは洗脳を逃れ、ベビーを倒すべく駆けつけるのだ。

 ベビーの攻撃を巧みに避け、一瞬の隙をついてエネルギー弾をベビーに食らわせ吹き飛ばすなど、悟空との修行の成果を見せるウーブ。

 しかし本気のベビーには力及ばず、リベンジデスボールの直撃を受けまさに敗れようとしていたその瞬間、ブウが助けに入りリベンジデスボールを丸のみし大爆発。自分の半身ともいえる、ウーブを助けるための行動だった。

 粉々になってしまったブウだったが「ブウとウーブ もう一度ひとつになる」とウーブに語りかけたのち、欠片がウーブの体にくっつき始める。そして2人は融合し、“スーパーウーブ”となってパワーアップを果たすのだった。

 これにより、ブウが使っていた“相手をお菓子に変えてしまう光線”も使えるようになったウーブ。その光線を使って一時はベビーを追いつめるも、結局はその光線を跳ね返されウーブ自身がチョコになって敗れてしまう。

 正直なところ、もう少し活躍してほしかった……。

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