■ロックスと黒ひげは目的まで一致?
主人公のルフィをはじめ、多くの海賊たちが「海賊王」を目指している。黒ひげも「ロードポーネグリフ」をローから奪おうとしており、彼もラフテルを目指しているのは間違いないだろう。
だが、黒ひげには本命ともいえる、もうひとつの野望があることが判明した。
1107話にて、黒ひげ海賊団の幹部であるヴァン・オーガー、カタリーナ・デボンの2名は、ルフィらと交戦していた五老星の「サターン聖」と接触する。そのとき「本当の狙いは何だ?」と聞かれると、ヴァン・オーガーは「世界」と回答した。
それ以前の1080話で黒ひげは、海賊島を「黒ひげ王国」という国家にして、世界政府に所属する国にしたいと発言していた。
そして、実はロックスが生前に抱いていた野望は、「世界の王」になることだったと海軍のセンゴクが明かしている。そのためにロックスは世界政府に牙をむき、いくつもの凶悪な事件を引き起こした。つまり黒ひげとロックスは、「世界」を手中に収めんとしている点でも一致するのだ。
以前から黒ひげは、物語のラスボス候補に名前が挙がりがちだが、とても偶然とは思えないほど伝説の大海賊「ロックス・D・ジーベック」との共通点が多い。黒ひげが「世界」を目指そうとする理由にもロックスがかかわっているのだとすれば、ふたりの関係性が気になるところだ。