『ワンピース』ロジャー、ドフラミンゴ、ハンコックなど「3種類の覇気持ち」は王様だらけ?使い手の傾向から判明した「意外な事実」の画像
DVD版「ONE PIECE ワンピース 18THシーズン ゾウ編 piece.8」(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

ONE PIECE(ワンピース)』には「覇気」という力が存在し、すべての人が潜在的に持ちうる目に見えない力のことを指す。

 その覇気は3種類の「色」に分類でき、「武装色」「見聞色」、そして「覇王色」と呼ばれる覇気が登場。そのなかでも「覇王色の覇気」は数百万人にひとりしか持たないとされ、“王の資質”を持つ証ともいわれていた。もちろん主人公のモンキー・D・ルフィも、その覇王色の覇気を持つ人物のひとりだ。

 それぞれの覇気は特色が異なり、3種類すべての覇気を有するキャラは極めて希少。所持を噂されるキャラまで含めたとしても、せいぜい20名に満たないほどである。

 そして、3種類の覇気を持つ人物の傾向から「意外な事実」が判明。そこで今回は、3種類の覇気を扱えるキャラの共通点について考えていこう。

■3種類の覇気を持つ人物に“偏り”が?

 まず、現段階で3種類の覇気を有するとされる人物を今一度整理してみよう。「0世代」と呼ばれる旧四皇や、しばらく四皇にいた世代では、ロジャー、白ひげ、センゴク、チンジャオ、レイリー、バレット(劇場版に登場)、光月おでん、シャンクス、カイドウ、ビッグ・マムなどが主なところ。

 さらに元王下七武海や「最悪の世代」といった、いわゆる現役世代のキャラを見ていくと、我らがルフィをはじめ、ドフラミンゴ、ハンコック、キッド、カタクリ、ヤマト、エース、うるティ、ゾロなどが3種類の覇気を扱えるとされている(一部、覇王色らしき描写はあったものの未確定なキャラも含む)。

 あらためて、この顔ぶれを見ると、世代を問わずルフィに味方をしてくれた人物、あるいは明確に敵対しなかった人物が多いことが分かる。

 ルフィのことを認めていた白ひげ、稽古をつけてくれたレイリー、憧れの存在であるシャンクス、結果的に恩人となったチンジャオなどが代表的だ。

 現役世代を見ても、ゾロとエースはいうまでもなく、ハンコックやヤマトも完全にルフィの味方だ。キッドも同じ最悪の世代同士で敵対には至っておらず、半数がルフィの味方、あるいはそれに準ずる立ち位置に見える。

■覇王色の覇気が持つ不思議な特徴

 武装色、見聞色の2種類の覇気は、世界の誰もが有する力であり、訓練を積むことで実戦での運用も可能となる。作中の実力者はこの2種類の覇気は修得済みのことが多く、海軍の中将以上も同様だ。

 だが、一方で「覇王色」だけは生まれ持った才能のようだ。いきなり扱える者もいれば、ルフィのように何かのきっかけに発現するケースもある。そして、その確率は数百万人にひとりで、“王の資質”を有する証といわれている。

 シルバーズ・レイリーは、この覇王色の覇気について「この世で大きく名を上げるような人物は、およそこの力を秘めている事が多い」と語っていた。

 実際、覇王色の使い手はレイリーを含め、新旧四皇やその幹部クラス、海軍元帥などが大半であるため、その言葉に偽りはなさそうだ。

 すなわち、武装色、見聞色、覇王色の3種類を使いこなす者は、必然的に人の上に立つ実力者が多くなり、大半は世界に名を轟かせる立場にいる。

 実際に王となったハンコックやドフラミンゴ(一時的ではあるが)、海賊王となったロジャーなど、善悪はともかく“王となる資質”を持った人物であることは間違いないだろう。

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