『鬼滅の刃』禰豆子に『わた婚』も…『ばけばけ』ヒロイン抜擢で再注目!高石あかり「実写化作品」で見せたすさまじい“キャラ再現度”の画像
髙石あかりさんのインスタグラム投稿より

 10月29日、2025年度後期のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインが、髙石あかりさんに決定したことが発表された。連続テレビ小説の第113作目となる本作は、小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)の妻であり、松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルの物語。髙石さんは2893人のオーディション応募者の中から、見事ヒロイン・松野トキ役の大抜擢となった。

 発表後、髙石さんは自身のインスタグラムに「温かく迎え入れてくださり、本当に感謝しています。胸がいっぱいです。モデルである小泉八雲さんとセツさんの日常から溢れる愛情や思いやる心を大切に演じたいです。皆さんに応援していただけるよう精一杯頑張りますので、よろしくお願いします!」とコメント。

 このニュースは大きな話題を集め、「別格の美少女」「あかりちゃんのたくさんの努力、多くの人を魅了する演技力、そして人柄がヒロインの道に繋がったんだね」「あかりちゃんの演技を毎朝見れること、今から楽しみです」といった声が上がった。

 髙石さんは2002年生まれの21歳。2014年に行われたavex主催のキッズコンテストをきっかけに芸能界入りしている。

 今回の『ばけばけ』のヒロイン抜擢で大きな脚光を集めているが、髙石さんはこれまでにもライトノベルや漫画原作の映像・舞台に多く出演している。「知る人ぞ知る」逸材として注目していた人も少なくないだろう。

■漫画原作作品への出演で注目

 中でも印象深いのが、2023年に公開されたSnow Manの目黒蓮さん主演、今田美桜さんがヒロイン役を務める映画『わたしの幸せな結婚』での、今田さん演じる斎森美世の異母妹・斎森香耶役だろう。

 同作は2019年に小説とコミックが刊行され、2023年にはアニメも放送された、顎木あくみさんによる『わたしの幸せな結婚』を原作とした映画。古来から人に害をなす異形のものを退治する異能者の家系にあって、異能を持たないヒロインの美世が、継母と異能を持つ異母妹の香耶に虐げられて家での居場所をなくし、異能の家系の名家とされる久堂家の当主・清霞の婚約者候補となるところから物語がスタートする。

 髙石さんが演じる香耶は、いつも豪華な着物やドレスを着ており美しいが、幼い頃から美世とは対照的に両親にかわいがられて育ち、美世を使用人同然として扱っているといういじわるな役どころ。淹れたてのお茶を美世にかけるなどのひどい行動も描かれる。

 その上、幼い頃から美世がひそかに想いを寄せていた辰石幸次と婚約したり、清霞を奪おうと躍起になるなどインパクトの大きいキャラだった。

 そしてもう一作、2.5次元舞台『鬼滅の刃』の初代・竈門禰󠄀豆子役も、髙石さんの代表作だろう。髙石さんは、舞台『鬼滅の刃』の1作目と2作目で禰󠄀豆子を好演。内容は那田蜘蛛山編と蝶屋敷編:機能回復訓練が終わったあたりまでとなる。

 禰󠄀豆子は口に竹の筒をくわえているためセリフこそ少ないものの、髙石さんの禰󠄀豆子は佇まいがまさに原作そのまま。

「禰豆子がそこにいた」「歩き方とか……原作とかアニメみていっぱい研究してくれたんだろうな」「歩き方や表情、お辞儀の所作まで全部禰豆子」「あかりちゃんの禰󠄀豆子かわいいね…すき…」と、その演技は大きな話題となった。『ばけばけ』では着物姿が見られるようだが、禰󠄀豆子役ですでにバッチリ慣れていることだろう。

 このほかにもドラマ『墜落JKと廃人教師』や舞台『おそ松さん』『地縛少年花子くん』など、漫画原作作品に和多く出演してきた髙石さん。また漫画原作ではないが、映画・ドラマ『ベイビーわるきゅーれ』シリーズではアクションも披露し、高い評価を得てきた。どの役でも、所作や声の芝居、その見た目のかわいらしさで高評価を集めており、2025年後期の朝ドラ『ばけばけ』でも大きく注目されそうだ。

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