声優・小野賢章が語る漫画を好きになるバランス「オーディションに落ちると読みづらくなることもあります(笑)」の画像
写真提供/小野賢章

「私、あのお兄さんとパーティーを組むってずっと前から決めていたんです!」――。アニメ『パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき』が現在、オンエア中だ。過去のパーティーで無能扱いされ、追放された治癒師ラウストが、過去に因縁があった少女ナルセーナに背中を押されて、強さを発揮していく。これまで評価されていなかった主人公が、ひとりの少女との出会いで、新しい環境に踏み出し、自分の実力を発揮していく。逆境から這い上がり、自らの地位を確立していく痛快なドラマが描かれている作品なのだ。

 この作品は影茸さんによって小説投稿サイト「小説家になろう」で連載され、双葉社の「Mノベルス」で書籍化(イラスト:カカオ・ランタンさん)。「がうがうモンスター」で、鳴海なるさんによるコミカライズ版が発売しているなど、さまざまな展開が行われている。この作品の魅力をあらためて語っていただいた。

【第4回/全4回】

インタビュー第1回はこちら!

――『パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき』の原作を読んで、どんな印象を持ちましたか?

小野 「なろう系」の作品は世の中にたくさんあって、アニメとしてもかなりの数が出ていますよね。今作はどんなお話だろうと読み始めてみたら、先が気になるような謎が描かれていて、続きが早く読みたいなと思いました。

――どんなところが気になったのでしょうか。

小野 ナルセーナというキャラクターがこの作品にとってとても大きな存在であって、主人公のラウストにとっても彼を変えていく大事な存在になっていく。そこがまた面白いなと感じました。

――小野さんはいろいろなエンタメに親しまれているかと思いますが、最近はどんなエンタメを楽しまれていますか?

小野 漫画をめっちゃ読んでます!

――最近、お好きな漫画を教えていただけますか?

小野 最近、続きが気になる作品は『日本三國』(松本いっか/小学館「マンガワン」「裏サンデー」にて連載中)という漫画です。技術が行き過ぎてしまって、文明が崩壊した近未来の日本が舞台で、日本が三つの国に分かれてしまったという設定なんです。そこで日本統一を目指すという、日本版三国志みたいな内容で、これが相当おもしろくて、続きを楽しみにしていますね。

――この作品はどうやって知ったんですか?

小野 SNSなどの情報も参考にしますし、収録現場などで仲の良い方から伺ったり、現場で知り合った出版社の編集さんに「最近、おススメの漫画はなんですか?」って聞いたりしていますね。この『日本三國』も編集さんから聞いた作品です。それで、いろんな人にあたかも自分が見つけたかのように「『日本三國』知ってます? これ面白いですよ」と宣伝しているんですけど(笑)。

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