■不気味な謎技連発の天津飯との関係性にファン注目
『ドラゴンボール』で「第三の目」と聞くと、多くの『ドラゴンボール』ファンは額に「三つ目」を持つ天津飯を思い浮かべるのではないか。
鶴仙人の弟子として第22回天下一武道会から登場した天津飯は、非常に勤勉で修行を怠らないキャラでもある。ピッコロ大魔王編では「魔封波」を習得し、セル編では気功砲を連発する「新・気功砲」を披露し、ブウ編でも寒冷地での厳しい修行後の姿で登場した。『DAIMA』では現在姿を見せていないが、今も地球のどこかで新技習得に向けて特訓を続けており、悟空らと同じように小さい姿になっているかもしれない。
そんな天津飯だが、背中に2本の腕を生やす「四妖拳」を使ったり、「四身の拳」で体を分身させたり、とんでもない技まで使うキャラでもある。どこか人間離れしたこれらの技だが、そもそも天津飯には「地球人じゃない」という設定がある。
『ドラゴンボール』の公式設定資料集『ドラゴンボール大全集』によると、天津飯は、「三つ目人」という宇宙人の末裔で、先祖返りした特異体質者。前述した「四身の拳」や「四妖拳」などは鶴山流の技かと思いきや、天津飯が「三つ目人」の性質を強く受け継いでいるため、なしえる技だという。
『DAIMA』第1話でゴマーが「額につければ圧倒的な力を得る」と語った「魔のサードアイ」の説明は、天津飯の額にある第三の目の設定と一致する部分もあるのではないか。
天津飯が「三つ目人」という特殊な種族の末裔であることは原作では触れられておらず、その起源や背景は謎。Xなどでは天津飯と「魔のサードアイ」の繋がりを指摘する声が上がっているが、今後の展開で彼にスポットがあたるのかどうか、見どころのひとつかもしれない。
今回の『ドラゴンボールDAIMA』では新たに「耳が尖っていると魔界出身」という要素が描かれており、ナメック星人がかつて大魔界にいたという設定が明らかになった。
長年愛されてきたキャラクターや物語に新設定が用意されていそうな『ドラゴンボールDAIMA』。何よりもそのストーリーを手がけたのが鳥山明さんということもあり、どのような展開が待っているのかますます目が離せないところだ。