「鳥山明リスペクトが伝わる…」 HD-2D版『ドラゴンクエスト3』新イラストに往年のファンから歓喜の声が上がったワケの画像
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』メインビジュアル (C)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX

 11月14日にいよいよ発売となるHD-2Dリメイク版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』。発売を目前に控え、公式Xでは旧作との比較映像や新情報が続々と公開されているが、10月14日にアップされた1枚のイラストが、鳥山明さんがキャラクターデザインを手がけたスーパーファミコン時代の名作を連想させるものとして、ファンの間で大きな話題となった。

■話題のイラストと『クロノ・トリガー』の関係とは?

 10月14日に『ドラゴンクエスト』の宣伝担当公式Xが、「冒険の途中には仲間とのこんなひとときがあるかも…?」というコメントとともに1枚のイラストを投稿。それは『ドラクエ3』の勇者、戦士、僧侶、魔法使いが森の中で焚火を囲んで野営しているシーンを描いたもの。焚き火で肉を焼いたり、木の枝で装備を乾かしたりと、一息つくパーティの周囲には「さそりばち」「おおがらす」「じんめんちょう」などの同作でモンスターたちの気配があり、緊張感が漂いながらも、どこかゆったりとした雰囲気が伝わる一枚となっている。

 2024年3月1日に鳥山さんが亡くなったことで、リメイク版『ドラクエ3』のパッケージイラストはそれまでのイメージから一新するものとなっていたが、今回のイラストが公開されるやいなや、Xでは「これは鳥山明さんの『クロノ・トリガー』のイラストをオマージュしているのでは?」という声が目立った。

『クロノ・トリガー』は、1995年3月11日にスーパーファミコン用ソフトとしてスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売された伝説的RPG。『ドラクエ』の堀井雄二さん、『ファイナルファンタジー』の坂口博信さん、そして『ドラゴンボール』の鳥山さんという「ドリームプロジェクト」によって生み出された作品。時間を駆け巡る冒険が魅力の作品で、いまだに全世界に根強いファンが多い。

 そんな『クロノ・トリガー』の発売時には、鳥山さんが描いた公式イラストとしてクロノと仲間たちが森の中で焚火を囲んでいる構図があり、今回の『ドラクエ3』のイラストとまさに酷似しているのだ。

 構図やアングルもほとんど似ており、そのため、往年のファンから「このイラストやばい こんなのクロノ・トリガーじゃないか」「クロノ・トリガーのオマージュ! これだけで購入したくなる!!」 「素敵なイラスト」「鳥山明さんを本当にリスペクトされてるのが伝わりますし、ドラクエの世界観が表されてる最高のイラスト」と歓喜の声が上がった。

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