「ガンダムEX、無識別型ザクIIって何だ?」 Netflix最新作『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』公開済み映像から判明した「気になるポイント」の画像
『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』キービジュアル (C)SOTSU・SUNRISE

 いよいよ10月17日からNetflixにて独占配信される『ガンダム』シリーズの最新作『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』。アニメ『機動戦士ガンダム』の舞台にもなった、宇宙世紀0079年に行われた地球連邦軍とジオン公国軍による「一年戦争」における、東欧戦線を舞台にした作品となっている。

 すでに公開されている予告映像などで判明した情報から、配信目前の『復讐のレクイエム』とはどのような作品なのかを推察していきたい。

■戦いの舞台は地球・ヨーロッパ戦線!

 まずは『復讐のレクイエム』の舞台や、時系列から整理したい。公式サイトによると、東欧のジオン軍占領下にある基地のひとつが連邦軍に奪取され、宇宙から地球に来たばかりの「イリヤ・ソラリ」率いる「レッドウルフ隊」が、基地奪還に向かうというストーリーが明かされている。

 さらに、すでに公開済みの特別映像では「ルーマニア」という地名と「宇宙世紀0079年11月6日」という日付などが確認できた。

 テレビアニメ『機動戦士ガンダム』にも描かれた、連邦軍による地球での大反攻作戦「オデッサ作戦」が発動されたのが0079年11月7日であり、オデッサとはルーマニアの隣にあるウクライナの地名である。

 このことから、『復讐のレクイエム』の特別映像では連邦軍によるオデッサ侵攻、もしくはそれにともなう周辺のジオン軍基地への攻撃、威力偵察などの様子が描かれているように見えた。

 また、別の予告映像には、ジオンの兵士が「なんで俺たち、こんな岩の塊を取り合ってんだ?」と嘆くシーンがある。連邦が奪還を目指すオデッサ基地は、膨大な資源が埋蔵された鉱山基地であり、このセリフからもオデッサ作戦を中心に描かれているように思える。

 そしてオデッサ基地を巡る攻防が描かれるなかで、イリヤたち「レッドウルフ隊」は連邦の「ガンダムEX」と遭遇。イリヤの「ガンダムは私が止める」というセリフが印象的である。

■戦いの要、登場モビルスーツについて

 続いては、戦いの要となるモビルスーツについて見ていこう。公式サイトにある「ガンダムEX」の紹介文には、「敵地深部への強行偵察・後方撹乱のために地上での運動性能と稼働時間を重視して設計された機体」と書かれている。もちろんこれは、アムロ・レイが搭乗したRX-78-2「ガンダム」とは別物の機体だろう。

「ガンダムEX」のプラモデルのパッケージには、「RXー78[G]E」という形式番号があり、「RXー79[G]陸戦型ガンダム」とのつながりが気になる。

 武装面を見ても、「RXー78ー2」では2本だったビームサーベルを、ガンダムEXは3本装備。さらに目を引くのはバックパックに取りつけられた「ガトリングガン」だ。ビーム・ライフルやバルカンに加え、ガトリングガンまで備えているとなると継戦能力は高そうだ。

 一方、ジオン軍側の主力は「ザクIIF型」の「レッドウルフ隊」仕様で、搭乗パイロットの特徴に合わせたカスタムが施されているようだ。共通する特徴は、左肩部が赤くカラーリングされている点である。

 そして公式サイトで気になったのは、ソラリとルショーンという人物にだけ「無識別型ザクII」という専用機が用意されている点だ。どちらの機体も、ビーム兵器に対する防御対策がとられているようだ。

 通常のザクIIF型ではガンダムEXのビーム兵器に太刀打ちできず、これらの「無識別型ザクII」を現地で組み上げて、ガンダムEXに挑むというような展開があるのかもしれない。

 ただ、無識別型ザクIIが所持しているのはザク・マシンガンとヒートホークに見えるので、この武装でガンダムEXの装甲にどれだけダメージを与えられるのかも注目だ。

 OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』では、ザクII改がヒートホークでガンダムNT-1の装甲を斬り裂くシーンもあり、『復讐のレクイエム』ではジャイアント・キリングが達成されるのだろうか。

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