■恩師ガープと激突し、氷漬けにしたが…?

 黒ひげ海賊団の拠点となっている海賊島「ハチノス」。コビーが拉致されると、ここで大きな戦いが繰り広げられた。愛弟子コビー奪還のため“海軍の英雄”ガープが、SWORDのメンバーとともに襲撃。そのガープの初撃は、街ひとつに壊滅的な被害を及ぼしている。

 シリュウ、そしてクザンと戦ったガープは、最終的にコビーの救出に成功したが、自身はクザンの能力で氷漬けにされてしまう。

 師匠でもあるガープを殺害したことで、クザンは本当に闇に堕ちたかと思われたが、なんと1126話にてガープの生存を確認。全身を鎖につながれたガープを見た黒ひげは「とんでもねェ手柄だクザン」と喜んでいた。

「殺したつもりが生きてたってだけだが…」とクザンは語ったが、読者の目線からすると、氷漬けにしたことで、意図的にガープを生かしたようにも見えてくる。

 海軍脱退後のクザンの行動は、そのほとんどが謎に包まれており、現状は黒ひげ海賊団の仲間になったことしか分かっていない。だが加入の経緯や、その後の海軍に対する様子を振り返ると、何らかの目的があって動いているのは間違いないだろう。

 元海軍大将クザンの真意は何なのか……その謎が明かされるときが待ち遠しい。

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