■愛と正義のセーラー戦士風モビルファイター

 最後はアニメ『機動武闘伝Gガンダム』に登場したモビルファイターの「ノーベルガンダム」だ。ネオスウェーデン代表の「アレンビー・ビアズリー」が搭乗し、主人公である「ドモン・カッシュ」やその仲間たちとともに激闘を繰り広げた。

「女性らしいデザインの機体」というか、セーラー服を着用した少女そのものを模した大胆なデザインで、某国民的人気アニメでおなじみの「セーラー戦士」を連想する視聴者も多かった。

 金髪のロングヘアに見える部分は放熱フィンの役割を果たし、「ビームリボン」や「ビームフラフープ」といった新体操選手のような武装も独特で個性的。なお、同機のメカデザインを担当したのはカトキハジメ氏である。

 そして本機最大の特徴は、操縦者のアレンビーを強制的に凶暴化させる「バーサーカーシステム」が搭載されていること。これが起動すると機体はピンク色に光って機動力や攻撃力が増大し、美しいロングヘアならぬ冷却フィンが大きく逆立つ。

 まさに「美しい花にはトゲがある」を体現するかのような、実に興味深い機体だ。

 今回はガンダム界の「女性パイロット」にふさわしい、美しいデザインをした象徴的な機体を紹介した。もちろん、このほかにも女性パイロットが乗りこんだ機体はたくさんあり、それぞれ魅力にあふれている。

 ガンダム好きの皆さんが、女性パイロットにピッタリだと感じた機体にはどのようなものがあるだろうか。

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