■古代兵器にかかわっている可能性も?
古代兵器はしらほしの“ポセイドン”のほかに、“プルトン”と“ウラヌス”があり、“プルトン”は巨大な船であるということが明かされている。そうなると、残る古代兵器は“ウラヌス”のみだ。
作中で描かれているナミの航海技術は、本能的に判断している部分も多く、映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』では、伝説の大海賊“金獅子”のシキが目をつけたほどの才能だ。
そして“ウラヌス”は天空の神の名を冠した古代兵器であり、天候と深いかかわりのあるナミが“ウラヌス”だとしても違和感はない。しらほしとナミは、同じ古代兵器同士で波長が合ったのだとすると、初対面のときの意味深な会話内容も理解できる。
このほかにも、ナミには「オイコット王国の王族である」や「ゴール・D・ロジャーの娘である」といったうわさ話もあるが、オイコット王国でのナミの描写は、ノジコやベルメールに抱きかかえられたシーンのみなので、現状では王族かどうかの判断は難しい。またロジャーの娘という説は、ナミより2歳年上のエースが生まれたとき、すでにロジャーは処刑されていたため、普通に考えたらありえない話だ。
だが、そのような説が飛び交うほど、作中でナミの出自に関する情報が少ないのも事実。麦わらの一味には特殊な生まれのメンバーも多いので、ルーツや両親が明かされていないナミに注目する面も多いのだろう。ここまでひた隠しにされてきたナミの謎が明かされるのは、いつになるのだろうか。