■プレイヤーのひらめき次第で、何通りもの攻略法が生まれる
ここからは、実際に遊んでみたインプレッションです。
攻略順序に制限のない『ティアキン』とは異なり、本作はゲームを進めるうちに探索できるエリアが広がっていく構成です。でも、自由度のない窮屈さはあまり感じられませんでした。定められた範囲内ではありますが、プレイヤー自身が攻略順序をある程度決められる仕組みも採り入れられているからでしょう。
感心したのは、“カリモノ”という特殊能力によって、謎解きにいくつもの正解が存在することです。たとえば、ジャンプでは渡れない向こう岸へ移動する場面。“カリモノ”の力でベッドを作り出し、つなげて橋代わりにしてもいいし、翼のある魔物を作り出し、捕まって飛んでもOK。
プレイヤーのひらめき次第で何通りもの攻略法が生まれることは、『ティアキン』と同じですし、その何通りものひらめきが実現可能な世界になっているのがスゴいと思いました。『ティアキン』の特殊能力に創造するおもしろみを感じた人なら、きっと気に入るのではないでしょうか。もちろん、この見た目の『ゼルダの伝説』になじみのあるプレイヤーにもオススメです!