２０２４年８月２７日に配信されたニンテンドーダイレクトにて、ＨＤ－２Ｄ版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』（スクウェア・エニックス）の新映像が流れ、大きな話題を呼んだ。さらに９月４日には、ＰＳ５版の先行プレイ動画もＹｏｕＴｕｂｅにて公開され、ファンの注目を集めた。
新職業の「まもの使い」や「ルイーダの酒場」の情報だけでなく、新たに実装される「特技」や、キャラメイクなどの映像もあり、いろんな面でファンの期待が高まっている。それらの映像や、追加発表された新情報からどのようなことが判明したのか、改めて振り返っていこう。
■特技の追加により奥深いバトルに!?
今回注目したいのは、新たに実装されていた「特技」について。どうやら、さまざまな職業に個性豊かな特技が追加されていることが分かった。
とくに注目を集めそうなのは、やはり新職業「まもの使い」の特技だろう。主にモンスターが使用するような特技を駆使して戦う職業となるようで、公式の新映像では、攻撃技として「やいばくだき」や「かえんのいき」を確認。またＹｏｕＴｕｂｅなどで公開された先行プレイの動画では、「とおぼえ」を習得しているほか、回復技の「やすらぎの歌」や「けづくろい」などがあった。
特技が登場する『ドラクエ』作品では、「やいばくだき」はダメージを与えながら相手の攻撃力を下げる効果を付与する技。そして「かえんのいき」は「火炎の息をはき敵全体に攻撃」という説明文の通り、炎属性の全体攻撃だと思われる。動画で確認するかぎり、「とおぼえ」も敵全体に攻撃する特技のようだった（シンプルな全体攻撃なのか、攻撃回数が決まっているタイプなのかは不明）。
回復技の「やすらぎの歌」は「仲間全員のＨＰを２０～回復する」という説明があり、それで消費ＭＰ５は、かなりコストパフォーマンスが良さそうに見える。
また他の作品では、「やいばくだき」の上位特技として「真・やいばくだき」があったり、「かえんのいき」の上位にあたる「はげしいほのお」や「しゃくねつのほのお」などもあったりするので、上位の特技が存在するかどうかで、まもの使いの活躍の幅が変わってくるかもしれない。
また、意外なところでは「遊び人」の特技にも注目したいところ。映像では、遊び人が「ツッコミ」や「メガザルダンス」を習得していた。
他のシリーズでは「ツッコミ」はいくつかの状態異常を治す効果があり、「メガザルダンス」は自分の命と引き換えに死者全員を蘇生させる効果があった（失敗の可能性もあるが）。
これまで『ドラクエ３』の遊び人は、正直なところあまり戦力にはならなかったが、少なくとも今回は特技だけみるとサポート役として十分活躍できそうにも見える。もちろん遊び人は、戦闘中にマイナスになる行動をとることもあるので一概には言えないが……。
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