■かつて大罪を犯したといわれるバッカニア族

 元王下七武海の一角であるバーソロミュー・くまが属する種族が「バッカニア族」だ。

 キングのルナーリア族と同様、バッカニア族も世間的には絶滅した種族として扱われていた。くまがこの種族だというのはエッグヘッド編で明らかになり、五老星のサターン聖は「かつて世界に対して大罪を犯した一族の末裔……!」と語っていた。

 ルナーリア族や三つ目族のように、ひと目で分かるような特徴はないものの、大柄で怪力を誇り、強靭な体を持っているのが特徴のようだ。また、バッカニア族は「巨人族の血を引いている」という。

 作中でベガパンクは「バッカニア族の特性は身体の強さではない…」と語っており、何らかの情報をつかんでいた様子。それにバッカニア族には「解放の戦士ニカ」の伝承が伝わっていることも含め、意味深な種族であるのは間違いなさそうだ。

 ルナーリア族、三つ目族、バッカニア族は、いずれも世界政府が隠したがっている過去の歴史ともつながりがありそうで、今後の物語のなかで重要な役割を担う存在になるのかもしれない。いまだ多くの謎に包まれている種族ばかりだが、その謎が解き明かされる日を心待ちにしたい。

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