■サポートに特化していそうな変身能力
次は変身能力についても紹介していきたい。プーアルやウーロンが得意とするのがこの能力で、動物だけではなく物にも変身できるのが特徴だ。しかも能力を使いこなすためには、どうやら「変身幼稚園」を卒園しなくてはならないらしい……。
プーアルは鍵に化けて侵入の手助けをしたり、負傷したヤムチャを病院に運ぶために「魔法のジュータン」に変身したりと、その能力を十分に活かしている。一方、ウーロンは変身を役立つことにあまり使っていないような気がする。
それに、この能力が戦闘に役立つのか? といわれると難しい。変身といってもフリーザのような変身とは違い、戦闘力が変化するわけではないからだ。
しかし、使い方によっては戦闘力関係なく活躍できるかもしれない。小さくなって相手の体に侵入すれば、内部から破壊も可能かもしれない……が、侵入することがまず困難だろう。
■作中最強クラス!?触れた相手を人参にする能力
最後に紹介したいのが、ある意味で最強かもしれない能力だ。それが兎人参化が持つ能力で、手で触れただけで相手を人参にしてしまう力である。
作中では、ブルマが兎人参化に触れられて人参になってしまった。似たような能力に魔人ブウのお菓子にするというものがある。あの時はお菓子にされても動くことができて、ベジータと悟空が融合したベジットは「世界一強いアメ玉」になっていた。
しかし兎人参化の場合、人参に変えられてしまうと身動きすらできない。触れられたら終わりということだ。悟空ですら不可避かもしれない能力である。
そのため戦闘力が弱くても、騙し討ちで触れられさえすればどんな相手にも勝てるかもしれない……。使い方次第で世界征服も可能なのではと思わされる、恐るべき能力である。
『ドラゴンボール』に登場する特殊な能力はキャラの特徴であり、生き残るための術でもある。中には、使い方によっては格上相手に勝てそうなものもあるので、あれこれ想像をめぐらせてみるのも面白い。