■“はげしい怒り”は持っている…？ 早くに死ななければなれたかもしれない
まだ幼い悟飯がラディッツ相手に見せた凄まじいパワーを受け、“サイヤ人と地球人の混血だと強力なパワーが生まれる”というベジータの推測に対し、ナッパはいち早く「スーパーサイヤ人」という言葉を使っている。なかなか先見の明がある男だ。
しかし「オレたちで そんなヤツを どんどん ふやせば……ふたたび サイヤ人の天下も夢ではないぜ！」って、地球人の女性からしたら恐怖でしかないだろう。
さて、ナッパはピッコロたちを圧倒的強さで蹂躙したが、その後、駆け付けた悟空に立て続けに攻撃され岩に激突。頭に岩を乗せたまま「ちっくしょおおお～～っ!!!!!」と連発し、大激怒していた。
おお、“はげしい怒り”は持っているようだ。ただその後、悟空の界王拳を喰らって悶絶しているところを「うごけない サイヤ人など必要ない!!!」と、ベジータに瞬殺されてしまった。
う〜ん。そのまま怒り狂っていけば、もしかしたら超サイヤ人への覚醒もあったかもしれない。如何せん、悟空にほぼ戦闘不能なところまで追い込まれ過ぎていたが。もっと時間があれば、ひょっとすれば……？というところだろう。
超サイヤ人へ変身するには、もともとの戦闘力がかなり高くないといけないのかもしれない。公式ではナッパの戦闘力は４０００だというが、戦闘の様子を見る限り、もっとあったようにも思える。
死の淵から蘇るたびに戦闘力が増していくのがサイヤ人の特性だけに、ベジータのように改心して地球に住み続け、襲来する宇宙人たちと戦ったりなどすれば、ナッパもいつかは超サイヤ人にはなれたかもしれない。
そういえば、超サイヤ人になると髪の毛が金色になって逆立つが、ナッパだと天津飯の繰り出す太陽拳のようなイメージになるのだろうか。ちなみに『スーパードラゴンボールヒーローズ』のカードで超サイヤ人３に覚醒を果たした際には、ヒゲが輝いていたけど……。
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