ルルシア王国だけじゃない! ゴッドバレーにエニエス・ロビーも? 『ワンピース』不自然に消滅した「意味深すぎる場所」の画像
DVD「ONE PIECE ワンピース 9THシーズン エニエス・ロビー篇 piece.1」(エイベックス・ピクチャーズ)

ONE PIECE(ワンピース)』の世界には、地図から跡形もなく消滅した場所が存在する。それも一か所だけではなく、複数の場所が消滅しているのが判明している。

 かつてニコ・ロビンの故郷であるオハラという島が、海軍の「バスターコール」によって焼け野原と化したが、それでも島自体がまるごと消滅したわけではない。つまり、あの猛烈な砲撃よりも、すさまじい「何か」が起こった場所と考えられるのだ。

 そこに世界政府の陰謀や、古代兵器がどこまで関係しているのかは不明だが、あらためて作中で「意味深に消滅していた場所」を振り返ってみたい。

■世界から跡形もなく消えた島

 現在の世界地図に記されておらず、実際に「跡形もなく消えた場所」として明かされたのが「ゴッドバレー」だ。

 第957話で海軍本部に将校らが集められ、“大目付”仏のセンゴクより、当時世界最強を誇った「ロックス海賊団」が壊滅した場所として紹介された。

 そしてセンゴクは、ゴッドバレーについて「世界政府が隠したかった島が……消えてなくなった」と説明している。

 かつて、その島に居合わせた「ロジャー海賊団」と海軍のガープが共闘し、伝説の「ロックス海賊団」を打ち破った背景には、天竜人も関与していたとのこと。不可解に島が消滅した理由も、そのあたりが関係しているのかもしれない。

 もともとゴッドバレーは政府非加盟の国で、島には豊富な資源が眠っていた。そこを天竜人に目をつけられ、この島で「先住民一掃大会」という非人道な大会が催されたという。

 現在は、その島そのものが消滅し、上陸も不可能な状態だ。センゴクが「世界政府が隠したかった島」と語っていたことから、何らかの手段で「ゴッドバレーは消された」と考えるのが妥当ではないだろうか。

■人為的に消滅させられた王国

 そして、最近でも「ゴッドバレーの消滅」とよく似た出来事が発生する。「偉大なる航路(グランドライン)」に存在する国家のひとつ、「ルルシア王国」の消滅である。

 1060話でアラバスタ王殺害の容疑をかけられたサボが、聖地マリージョアの襲撃に関する真実をドラゴンたちに伝えようとした場面でのこと。

 そのサボの通信を傍受した世界政府は、彼の居場所がルルシア王国であることを突きとめる(実際はすでに立ち去っていたが……)。するとルルシア王国の上空に巨大な謎の物体が現れ、16本の光線が島にめがけて降り注ぐ場面が描かれた。

 続いて1089話では、かつてルルシア王国のあった場所に巨大な穴がぽっかり開いており、海水が流れ落ちる「海の滝」が形成されたことが発覚する。

 こうしてルルシア王国が島ごと消滅したのは、世界を支配する最高権力者「イム」の命令によるものだった。それもベガパンクが開発した「消えない炎(マザーフレイム)」の力を用いたようだ。

 のちにベガパンクは、「マザーフレイム」が古代兵器を起動させた、とも語っている。

 島が跡形もなく消滅したという点で、ゴッドバレーとルルシア王国の件はよく似ている。ゴッドバレーが消滅した際にも、ルルシア王国と同様の攻撃手段が用いられた可能性は十分ありうるだろう。

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