ラーメンマンにテリーマンも…もはや別人!?『キン肉マン』の「キャラ変のギャップがデカすぎた」正義超人たちの画像
『キン肉マン』一挙見Blu-ray キン肉マン初の世界制覇&ツアー編 [Blu-ray] ©ゆでたまご・東映アニメーション

 新作アニメが絶好調の『キン肉マン』には多くの正義超人が活躍している。彼らの中には、今振り返ってみると序盤は別人級のキャラだった者もいる。

 そこで今回は、序盤と後々のキャラ変のギャップがスゴすぎた正義超人たちを紹介していこう。

■どう考えても悪役だったのに正義のため改心(?)したラーメンマン

 まずは正義超人の中でも戦闘能力の高いラーメンマンだ。彼は第20回超人オリンピックで初登場し、8人目の決勝進出者を決めるバトルロイヤルでは、予選を通過したテリーマンたちと椅子に座って観戦していた。

 ネーミングからもモブキャラのようでもあるラーメンマンだが、実はとんでもない残虐性の持ち主でもある。特に初戦のブロッケンマン戦が強烈だった。

 試合が開始されると、ブロッケンマンは反則まがいの攻撃を繰り出し、凶器や毒ガス……はダメと思うけど、とにかく残忍な兵士という印象だった。しかし、ラーメンマンはそれ以上の残虐ぶりを発揮し、ブロッケンマンの胴体をキャメルクラッチで真っ二つに!

 さすがにアニメでは規制が入ったのか、胴体はちぎらずになぜかブロッケンマンを手打ちラーメンにして食べる形でおさまっている……って超人を食ってますやん! いや、逆にこっちも相当やばいんじゃ……。

 氷上デスマッチとなった対キン肉マン戦では、終始優位に運ぶのだが、お漏らししたのをきっかけに氷に慣れたキン肉マンの意外な強さに敗北。そして3位決定戦では、テリーマンにチェーンデスマッチを仕掛けた結果反則負けした。

 ラーメンマンは、決勝進出が決定して浮かれ気味のキン肉マンに憤りを感じており、血の涙を流して「わたしと死闘した かれは どこへ いってしまったのか…」と嘆く場面もあった。死闘ではなかったと思うけど……。

 実は熱い魂を持っていたラーメンマン。次の超人オリンピックではウォーズマンと当たり、敗北を悟ったものの、キン肉マンのため捨て石となろうと懸命に戦い続けた。

 その後は残虐性もほとんどなく、モンゴルマンとしても大活躍し、正義のヒーローになっていくラーメンマン。ちなみに第20回超人オリンピックの決勝戦では、解説者としてしっかりと活躍していたから面白い。

■健気なボーイにひどい仕打ちをした後改心したテリーマン

 次は人気ナンバーワンともいえる実力派のテリーマンだ。彼は原作では7話から登場しており、怪獣たちをカッコよくやっつけてはキャーキャー言われていた。

 しかし、実力はあっても怪獣退治の際に日本政府へふてぶてしくお金を要求するなど、態度はあまりよくない。しかも、父を助けてほしいとパンダの貯金箱を壊してお金を差し出した子どもに対し、「ボーイ おとなをからかっちゃいけないよ!」と蹴り飛ばすという暴挙に出ていた。今では考えられないほどの厳しい超人だったのである。

 いや、仕事と割り切っている面もあるのだろうが、相手は小さな子どもだぞ。いい歳した超人があんな風に邪険にするなんて……まったく、いい気になっているのが見てとれる。

 だが、その仕打ちに怒ったキン肉マンに殴り飛ばされ、ここでお役御免かと思ったらちゃんと改心してキン肉マンの良きパートナーになっていく。

 最初はちょっと嫌なやつだったけど、後に線路上にいた小犬を助けるシーンもあったし、心優しいお兄さんとして活躍していったものだ。

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