■勢力図を書き換える可能性につながる重要人物たち
ポーネグリフの内容を解読できれば、世界の真の歴史を知り、ラフテルに到達するための必要な情報も得られるという。そのため四皇や海賊王を狙う大物海賊たちは、ポーネグリフを巡って争いを繰り広げているのだ。
しかし、実際にポーネグリフを手に入れても、石碑に刻まれた内容を解読できなければ宝の持ち腐れ。そこで重要になってくるのが、古代文字を解読できる人物だ。
現状、それが可能とされているのが、麦わらの一味の考古学者「ニコ・ロビン」。ロビンは学者が集まる島・オハラの最後の生き残りで、幼少期に考古学者である母に憧れ、独学で古代文字を学んだ。幼少期のロビンに高額な懸賞金がかけられたのは、古代文字の解読が可能だったためである。
ポーネグリフを解読できるロビンは世界政府が排除したい脅威であり、海賊王を目指す者にとってはどんな手を使っても手に入れたい貴重な存在とも言える。
次に解読可能と考えられるのが、光月おでんの父親で、光月モモの助の祖父にあたる「光月スキヤキ」だ。光月家はもともと石工の一族で、ポーネグリフを作ったのも光月家の祖先と言われている。
古代文字の解読方法は一族に受け継がれており、ロジャーがラフテルに向かう際に、白ひげの元にいた光月おでんを勧誘したのも、古代文字の解読を期待してのこと。
だとすれば、おでんの父親であるスキヤキも、古代文字が読めるものと思われる。現在スキヤキの生存を知っているのはロビンのみなので、すぐにスキヤキが狙われる危険性は少なそうだ。しかし、父親のおでんから古代文字の解読を受け継げなかったモモの助が、スキヤキから伝授される可能性はありえるかもしれない。
そして、元四皇・ビッグマムの娘であるシャーロット・プリンも、ポーネクリフの内容を理解できる可能性を秘めた人物とされている。というのも、プリンは稀少な「三つ目族」の血を受け継いでおり、彼女の第三の目が「真の開眼」に至ると、ロジャーの「万物の声が聞こえる能力」と同等の力が得られると思われていた。
ビッグマムは、そのプリンの力でポーネグリフを解読しようと考えていたようで、現四皇の黒ひげも同じことを考えたのか、黒ひげ海賊団のヴァン・オーガーと元海軍大将のクザンが、プリンを拉致している。
物語がクライマックスに近づくにつれて、ラフテルへ到達し、海賊王になるための行動が具体化されつつある。ラフテルに行くためには、ロードポーネグリフの古代文字を解読できる人材が必須なので、その能力を持つ人物の価値が爆上がりするのは間違いないだろう。もしかすると、解読能力を持つ人物を巡って、争いが起こるかもしれない。