『ONE PIECE』革命軍に黒ひげ海賊団…物語のカギを握る「動向を注視したい組織」の画像
画像は公式グッズ「クロスギルド ポスター」 ©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 新たな四皇が決まり、ストーリーが大きく動いている『ONE PIECE』。物語には世界政府、革命軍、四皇などが登場し、さまざまな組織や集団の思惑が絡み合っている。四皇勢力となった麦わらの一味はもちろん、そのほかの組織の動きも気になるところだ。

 最終章に突入したことで、そうした組織の動向が大きなカギを握っているのは確実である。そこで今回の記事では、作中に登場した「動向を注視したい組織」を紹介していこう。

※以下、『ONE PIECE』コミック未収録の内容のネタバレが含まれています。ご注意ください。

■世界政府が最も危険視する集団・革命軍

 まずは、世界政府が最も危険視している集団「革命軍」だ。革命軍はルフィの父親であるモンキー・D・ドラゴンが結成した組織である。海賊が自ら世界政府や海軍を襲う事はない一方で、革命軍は政府の船でも襲撃することをいとわない。

 世界中で悪政に苦しむ人々をサポートし、反乱を目論む者に手を貸すことも多い。その構成員は、ドラゴンを筆頭にサボ、イワンコフに加え、4人の軍隊長やハックといった手練れ揃いだ。

 最近ではマリージョアを襲撃し、バーソロミュー・くまを奪還するなど、直接的な行動を始めている。高い戦闘力に加えて世界政府を転覆させようとする危険な思想が、最終章では大きな意味を持ってきそうだ。

 特にリーダーのドラゴンは危険視されている。12巻100話「伝説は始まった」で初登場し、その後もたびたび登場する世界最悪の犯罪者だ。さらに現在はサボが英雄視されており、革命軍の影響力が強まっている。

 天竜人に宣戦布告までした革命軍の動きには、世界政府や海軍も常に注目しているのだ。今後物語で重要な役割を果たすのは間違いないだろう。彼らがどういった行動で世界を変えていくかはもちろん、ドラゴンとルフィの親子再会も期待したい。

■世界で一番凶悪な海賊団・黒ひげ海賊団

 もとは白ひげ海賊団の二番隊隊員で、いまでは四皇の一角となったマーシャル・D・ティーチ。彼が率いる海賊団が「黒ひげ海賊団」だ。凶悪な海賊団として知られ、「10人の巨漢船長」は懸賞金を上げ続けている。拠点である海賊島「ハチノス」は、数多くの野蛮な海賊が滞在していることでも有名だ。

 黒ひげの狙いは一体何なのか。実は、その詳細は明かされていない。ルフィの「海賊王になる」のような具体的な目標は語られていないのだ。それでも黒ひげ海賊団は世界各地に現れ、何らかの目的のために暗躍し続けている。

 強力な悪魔の実を狙った「能力者狩り」、トラファルガー・ローとの激突で判明した「ロード歴史の本文(ポーネグリフ)集め」、海賊島を世界政府に認めさせる「国家づくり」などの行動は、黒ひげや黒ひげ海賊団の最終的な目的のためにおこなっていると思われる。

 ラスボスの最有力候補である黒ひげは、悪魔の実の能力をふたつ持っていたり、身体の構造が異形とされていたり、一度も眠った事がないと言われていたりと、いまだに明かされていない部分が多い。こうした謎の数々は、今後の展開で少しずつ明かされていくことだろう。

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