■その後の活躍が不明の『F91』と静かに朽ちた『V2ガンダム』

 映画『機動戦士ガンダムF91』の主役機である「F91」は、最終決戦でモビルアーマー「ラフレシア」との死闘を繰り広げる。その中で左腕、右脚にダメージを負うものの勝利をおさめ、直後にセシリーの捜索を行うなど、最後まで健在だった。

 しかし、戦争終結後にF91がどうなったかは不明。もともと富野由悠季監督が構想していたという「F91の続編」が作られていたら、そこではっきり描かれたのかもしれない。

 そしてラストは、テレビアニメ『機動戦士Vガンダム』の主役機V2ガンダムだ。エンジェル・ハイロゥ攻略戦後、ウッソとともに地球のカサレリアに戻ったV2ガンダム。そのラストシーンでは、カサレリアの深い森の中、Vガンダムとともに放置された姿が描かれている。

 その後、戦闘に使われたという情報もないことから、V2ガンダムはそのまま森の中で静かに朽ちていったのかもしれない。

 今回は宇宙世紀のガンダム作品の主役機たちの「最終回後」の行方について紹介した。明確な消息が分からないものもあるが、「ガンダム」という機体の秘匿性や、戦争のために造られた兵器である以上、ある程度は仕方がないことなのだろう。

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