『僕のヒーローアカデミア』デクに『ケンガンアシュラ』コスモも…「童顔なのにマッチョ」なバトル漫画の「規格外の筋肉」の画像
アニメ『僕のヒーローアカデミア』7期 © 堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

 バトル漫画に登場するキャラで、何気なく服を脱いだ時に驚かされてしまうキャラがいる。一見可愛らしい顔をしているのに、実はムキムキの立派な身体をしているタイプだ。戦いに備えて普段から鍛錬をおこなっているので、筋肉がついているのは当たり前かもしれないが……。

 そう言われて、吾峠呼世晴氏による『鬼滅の刃』(集英社)の竈門炭治郎を思い浮かべる人も多いのではないだろうか。「柱稽古編」で上半身裸になった時には、あまりにも筋肉質だったので「え?こんなにムキムキなの?」と驚いてしまった。

 そこで今回は、炭治郎のように童顔だけど実はマッチョです!といったキャラを紹介していきたい。

■見違えるほどムキムキに!『僕のヒーローアカデミア』緑谷出久

 まずは、堀越耕平氏による『僕のヒーローアカデミア』(集英社)の主人公・緑谷出久から紹介していこう。可愛らしい顔立ちの彼は、見た目から受ける印象通り、おとなしくて少々頼りないところがある。

 出久は幼い頃からヒーローを夢見ていたが、「無個性」で貧弱で……と、ヒーローに求められる多くの要素が欠けている。しかし、助けを求める人間を見ると、どんなことをしてでも助けようとする勇気を持っていた。

 それこそがヒーローに不可欠なもので、だからこそ伝説のヒーローであるオールマイトも出久の才能を見抜き、自身の「個性」である「ワン・フォー・オール」を託そうと決めたのだ。ただ、当時の出久の肉体はその個性に耐えられるだけのものに仕上がっていなかった。

 そのためオールマイトは出久に10ヶ月の間、海浜公園にある山のようなゴミをひとりで片付けるという課題を与える。しかもそれ以外の時間のトレーニングメニュー付きで、彼が乗り越えられるかをテストしたのだ。寝る間も惜しんで体を鍛えるようなプランになっており、拷問に近い。

 しかし出久は課題をこなすどころかそれ以上を目指し、オールマイトの信頼を得ることになる。その結果、以前のような貧弱な体ではなく屈強な肉体へと変貌を遂げたのだ。

 その時に出久の上半身が裸で描かれていたが、カチカチの筋肉に覆われて引き締まっていた。どう見ても中学校3年生の身体つきではない。

 そこから出久は雄英高校へと入学して、ヒーローとして成長を遂げていく。可愛い顔をしているが、乗り越えた苦難の数は凄まじいのだ。

■小柄で可愛らしいのに実は…?『ケンガンアシュラ』今井コスモ

 原作:サンドロビッチ・ヤバ子氏、作画:だろめおん氏による 『ケンガンアシュラ』(小学館)ではさまざまな格闘家が死闘を繰り広げるが、今井コスモは場違いと思えるほどの童顔だ。まるで猛獣の中に子どもが迷い込んだみたいで、殺し合いとは無縁に見えてしまう。

 コスモはどちらかというと小柄で、寝技を得意としているので力よりもスピード重視。そのため細身かと思いきや、なんと全身マッチョだ。肉厚な筋肉ではないのだが、しっかりと絞られた美しい肉体の持ち主である。

 他の闘技者と比べると筋力としてはそれほどではないのかもしれない。しかし、一回り大きな相手に立ち向かうために必要な筋肉でもある。それに、爆発的な瞬発力を生み出すのにもつながっているのは間違いない。

 人当たりがよく優男風のコスモは、一見したところ覚悟もなければ苦労もしていないようにも見えるが、そんなことはない。阿古谷清秋との戦いでは満身創痍になりながらも、最後まで食らいついて逆転勝利をした。

 19歳と若いので、高校生の頃から制服の下はかなりマッチョになっていたはずだ。制服だと筋肉の付き方が分かりづらいので、ひょっとしたら何も知らない周りからは貧弱に見られていたかもしれない。

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