■最強のライバルがタッグを組んだ「巌流島コンビ」

 最後はキン肉マンとネプチューンマンによる「巌流島コンビ」だ。これは「キン肉星王位争奪編」の最終決戦となる知性チームとの対決で、キン肉マン スーパー・フェニックスとジ・オメガマンとのタッグ戦で登場する。

 ネプチューンマンといえば、「夢の超人タッグ編」における最強のライバルだった。数々の正義超人を苦しめた実力者で、キン肉マンに敗れたあとは完璧超人たちの襲来を自爆で食い止めた人物だ。

 その後、ものの見事に復活したネプチューンマンは、ザ・サムライとしてキン肉マンチームに参戦。当初はロビンマスクを含めた3対3の6人タッグだったが、ロビンマスクがマンモスマンと消滅してからは、ネプチューンマンとして2対2のタッグ戦へと突入する。

 巌流島といえば、宮本武蔵と佐々木小次郎の最強剣客同士が対決した舞台でもある。そこにちなんだとは、さすがサムライである。

 さて、キン肉マンとネプチューンマンはとても急造コンビとは思えないタッグ技を披露し、クロス・ボンバーや巌流島ドロップ、レインボー・ブリッジ・スープレックスで知性チームを苦しめていく。
ネプチューンマンはキン肉マンが戦ってきたライバルのなかでは、飛び抜けて実力が高い。そんなライバル同士が物語のクライマックスでタッグを組むなんて、激アツ間違いなしの展開でもあった。

 

 それにしても『キン肉マン』は面白い。完璧超人始祖編が始まると聞いて再度単行本を読み返したのだが、熱中していた当時を思い出して感動してしまったものだ。いよいよ本日からはじまる最新アニメが楽しみで仕方ない。

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