『ゲゲゲの鬼太郎』ねずみ男に『ドラゴンボール』ミスター・サタンも… 意外に知らない「有名キャラの本名」の画像
ちくま文庫『妖怪ワンダーランド ねずみ男の冒険』(筑摩書房)

 本当の名前が「ブリュンヒルデ」の『崖の上のポニョ』のポニョ、阿笠博士(ひろし)が本名の『名探偵コナン』の阿笠博士(はかせ)。キャラクター自体になじみはあるものの、その本名については知らなかったというケースは意外に多い。

 そんな“有名キャラの本名”を知ると、そのキャラのことがより深く分かるような気がする。今回はそういったキャラクターの名前を、6つ一気に見ていこう。

■その名前の意味は…『ゲゲゲの鬼太郎』ねずみ男「ペケペケ」

 まずは『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するねずみ男だ。実はねずみ男という名前は種族名で、本名は「ペケペケ」であるということが、原作漫画の「鬼太郎地獄編」にて明かされている。

 一見かわいらしい名前に思えるが、ペケペケは南方語で「大便」を意味する言葉だという。とはいえ、原作者である水木しげるさんが、大東亜戦争で出兵した際に長く付き合っていた民族の言葉であることから、ねずみ男を愚弄する意味ではなく、親しみを込めて名付けたのであろうことが想像できる。

■遊び心のあるネーミング!『ドラゴンボール』ミスター・サタン「マーク」

 『ドラゴンボール』に登場するミスター・サタン。表向きは格闘技の世界チャンピオンだがZ戦士には遠く及ばないという、絶妙な立ち位置のキャラクターである。

 そんなミスター・サタンだが、この名前はリングネームで、本名は「マーク」である。一気に普通の名前になった感じがする。

 しかし、これが実はミスター・サタンと繋がっているネーミングなのだ。サタン=悪魔を逆から呼んで「まあく」、つまり「マーク」となっている。なかなかに芸が細かい。

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