■謎のベールに包まれた「笑う女」
最後に紹介するのは、謎の狂気すら感じるとサンリオファンの間で有名な、1989年誕生の「笑う女」。小さな子どもがカラフルなクレヨンで描いたような女の子のキャラだ。
35年前に誕生し、かなり昔からサンリオにいるキャラだが、公式プロフィールには「『はははは』の笑い声とともに、いつも突然みんなの前に現れる。明るい笑顔で、周りのみんなをHAPPYにしちゃう不思議な女の子」としか描かれておらず、その存在は謎に包まれている。
見ているとなぜか不安な気持ちになってくるこのキャラ、実は2016年まではキャラクター大賞にエントリーしていた。
当時のキャラクター大賞のTwitter(現:X)公式アカウントには、笑う女のコメントとして「キャラクター大賞なんて、ははは、ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」と、笑う女と「は」という文字で埋め尽くされたイラストが投稿されていた。
本来であれば柔らかくあたたかい気持ちになるはずのクレヨンのタッチが、逆に言い知れぬ恐怖感を誘う。ちなみに「笑う女」の2016年の投票結果は100キャラ中84位だった。
このほかにも、実は個性的すぎるキャラの多いサンリオ。「歯ぐるまんすたいる」「アグレッシブ烈子」は今年の「サンリオキャラクター大賞」で投票可能なので、現代に疲れた大人たちはぜひ推してみては? 今年のキャラクター大賞の結果からも目が離せない!