二瓶鉄造に辺見和雄も…再現度はいかに?ドラマ版『ゴールデンカムイ』での活躍が予想される「衝撃キャラ」たちの画像
アニメ『ゴールデンカムイ』第2期メインビジュアル (C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

 映画『ゴールデンカムイ』(原作:野田サトル氏)の続編製作が決定し、ぶっ飛んだキャラたちの活躍が予想される。映画も原作に忠実だったが、秋にWOWOWで放送予定の連続ドラマはよりいっそう細かいキャラ設定が期待できそうだ。放送時期が近付くにつれキャスト情報も続々と発表され、ファンの期待は高まるばかりである。

 筆者は、原作もアニメも両方大好きなので、引き続き実写であんなキャラやこんなキャラが続々登場するのを期待したいところ。そこで今回は、実写ドラマ『ゴールデンカムイ』での活躍が予想される衝撃キャラたちを振り返ってみよう。

■口癖は……の最強猟師・二瓶鉄造

 まずは1人で200頭以上もの熊を倒してきた最強猟師・二瓶鉄造だ。本作ではヒグマの獲物に対する執着心が描かれているが、二瓶はそのヒグマ以上に獲物に執着する。

 作中では行き倒れていた第七師団の谷垣源次郎を助けており、そんなに悪い人物という印象でもない。金塊や刺青人皮を狙っているわけでもないので、利害関係さえ一致すれば主人公・杉元佐一と一緒に行動してもおかしくないくらいだ。

 しかし、杉元の相棒であるアシㇼパにとっては問題だった。二瓶は彼女と家族同然に育っていたエゾオオカミのレタㇻを狙っていたからだ。まあ、そもそも杉元は二瓶の刺青を狙っているので簡単には仲間にならないだろうが……。

 さて、この二瓶はとんでもないキャラである。鼻の利く狼であるレタㇻを仕留めるため極寒の北海道の川で身体を洗うなど、精神力も半端ない。あとなぜか「勃起」が口癖で、食事のときでさえ連発してくるからうるさい。

 杉元と対決するシーンでは、指を数本切り落とされているのだが、それでも戦意を失わずに戦い続けている。しかも、その後レタㇻを仕留めようとするときも布で縛って止血しているだけだ。

 なにかとうるさいこのオッサンだが、実は谷垣にとって最も影響力のある人物であり、後に彼に同行する少年チカパシにも彼の精神(?)が受け継がれていくこととなる……。

■「煌きたい」自分が殺される妄想で興奮する辺見和雄

 次は凶悪犯を収容している網走監獄の中でも屈指の殺人鬼といえる辺見和雄だ。彼はなんと日本各地を放浪しながら100人以上を殺めてきたという。しかも、見た目は優男で人当たりも良いので、周囲はその本性に気付けない。

 辺見は幼少期に弟がイノシシに喰い殺されるという壮絶な経験をしている。これがトラウマとなって、必死に抵抗したすえに殺されたい――彼の言葉を借りれば「煌きたい」というよく分からない願望を持つようになったのだ。

 そんな辺見はニシン漁場で働いており、近くでクジラを追いかけていた杉元たちと遭遇する。その後杉元に「この人に殺されたい」と目を付けるのだが、自分が殺されるさまを思い描いて悦に入る姿は変態以外の何者でもない。しかもその妄想で興奮を得ているらしく、何やら股間が光っている描写がたびたび差し挟まれるのもまたシュールである。

 杉元に何度も殺される妄想をしているのは笑えるのだが、最終的にはシャチに襲われて絶命するという衝撃の最期を迎えていた。ただ、直前までは杉元の手で絶命しそうになっていたし、本人は「最高だッ!!」と言っているので、まあいいのだろう。

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