実写映画化決定『ブルーピリオド』高橋文哉のユカちゃん役が話題に!原作並みに「かわいい男子キャラ」を見事に演じた俳優たちの画像
映画『ブルーピリオド』(C)山口つばさ/講談社 (C)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会

 2017年に『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載が開始され、現在も好評連載中の山口つばささんによる漫画『ブルーピリオド』。その実写映画が2024年8月9日に公開されることが4月2日に発表となった。

 同作は、経験も才能もない高校生が情熱だけを武器に、美大合格を目指して奮闘していく青春ストーリー。「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2018」の大賞を受賞し、2020年には「マンガ大賞2020」と、「第44回講談社漫画賞総合部門」を受賞するなど国内外で絶賛された作品で、累計発行部数は700万部を超える。

 実写映画化とともにキャストとビジュアルも同時に発表され、主人公の矢口八虎を務めるのは眞栄田郷敦さん。その他、天才高校生の高橋世田介役を板垣李光人さん、美術部先輩の森まる役を桜田ひよりさんが務めることが発表されたが、原作ファンの注目を集めたのは、八虎が美術部に入るきっかけを作った人物で、女性的な容姿の同級生・ユカちゃんこと鮎川龍二役として高橋文哉さんが起用されたことだ。

 ビジュアル公開時から、高橋さんの演じるユカちゃんが「原作並みにかわいい」と話題に。原作漫画ではユカちゃんは学ランをスカートにアレンジした個性的な制服を着用しているキャラだが、その再現度にも注目が集まっている。

■菅田将暉さんに千葉雄大さんらが演じた「かわいい男子」たち

 このほかにも、実写化作品で「かわいい男子キャラ」を見事に演じ、原作の魅力を再現した俳優は少なくない。

 まずは東村アキコさんによる同名漫画を原作に、これまで2014年に実写映画化と2018年に実写ドラマ化がされている『海月姫』から。映画とドラマではキャストが異なっており、おしゃれが大好きな女装男子・鯉淵蔵之介を映画版では菅田将暉さんが、ドラマ版では瀬戸康史さんが演じている。

 2人とも華奢な身体に女性もののかわいい洋服が似合っており、その着こなしはスタイリッシュで女子顔負け。それでいて男性姿で登場する際はかっこいいのだから、見ている側としては二度おいしい。『海月姫』には人気女優が出演していたが、演じていたのはおしゃれに興味のないオタクキャラばかりだったため、蔵之介が作品内で一番かわいいポジションになってしまったのかもしれない。

 次は、古屋兎丸さんによる漫画が原作で、2017年に公開された映画『帝一の國』。主人公の赤場帝一の右腕であり、彼にさまざまなアドバイスを送って活躍する榊原光明を、志尊淳さんが演じた。

 光明は長めの茶髪で、男子校の花ともいえる少女チックなかわいらしさがあるキャラ。志尊さんの演じる光明は愛嬌たっぷりで、あざとかわいいという言葉がぴったりだった。帝一を演じた菅田さんとのバランスも良く、つい応援したくなる存在だった。

「かわいい男子」といえば、葉鳥ビスコさんによる漫画『桜蘭高校ホスト部』に登場するハニー先輩も外せない。

『桜蘭高校ホスト部』は上流階級の家柄の子ばかりが通う私立桜蘭学院にある、変わった部活・ホスト部で繰り広げられるラブコメで、2011年に実写ドラマが放送された。

 ドラマ版では山本裕典さん演じる王子系男子・須王環をはじめ、クール系男子の鳳鏡夜(大東駿介さん)やワイルド系男子の銛之塚崇(中村昌也さん)など、さまざまなタイプのホスト部生徒が登場するが、ハニー先輩こと埴之塚光邦は、高校3年生ながらいつもウサギのぬいぐるみを持っている男の子。彼を演じたのが千葉雄大さんで、かわいらしさが前面に押し出されており、原作では高校3年生にして身長150センチ未満という設定のハニー先輩を、身長は170センチ以上で当時22歳の千葉さんが演じたが全く違和感がなかった。

 千葉さんはかわいいキャラが非常によく似合い、この作品への出演をきっかけに『黒崎くんの言いなりになんてならない』『プリティが多すぎる』『いいね! 光源氏くん』など、漫画原作作品に関わらず、多くの作品で「かわいいキャラ」をものにしてきた。

 一見すると再現の難しそうなかわいいキャラも、原作並みに演じきった俳優たち。今後は高橋文哉さんにも、かわいい系のキャラのオファーがさらに増えるかも?

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