ニセ物の北斗神拳を繰り出す男に、火炎放射器男も…『北斗の拳』出番は少ないけどフラグの高さで有名なザコたちの画像
ゼノンコミックス『北斗の拳 拳王軍ザコたちの挽歌』(コアミックス)1巻

 無骨な男たちの戦いを描き、少年漫画の金字塔とも言われる『北斗の拳』(原作:武論尊氏、作画:原哲夫氏)。1983年から『週刊少年ジャンプ』で連載された本作は、全世界での累計発行部数が1億部を超える超人気作品だ。

 そんな本作の魅力は、主人公・ケンシロウをはじめとした個性豊かな主要キャラたちの存在はもちろんのこと、彼らの存在を際立たせるザコたちの存在も欠かせない。おもにラオウの部下である拳王軍のメンバーは、恐ろしいもののちょっと笑える人物も多く、とくに余計なセリフを言うザコは「ああ、こりゃ死ぬな……」と、予測ができる人物ばかり。

 今回は、出番は少ないが死亡フラグが立ちまくっている、爪跡を残したザコたちを紹介したい。

■フラグ指数100!?「みろ!! おれさまの北斗神拳を!!」のザコ

 コミックス5巻に掲載されている「幼き犠牲!!の巻」には、“ああ、それを言ったらアウトなのに……”と思えるザコが登場する。

 残虐非道な行為を繰り返す義兄のジャギに怒り、その行方を追うケンシロウ。そこで出会ったのが、ジャギの部下らしき男たちだった。

「ジャギはどこだ……」と尋ねるケンシロウに対し、「きさまをここで倒せば おれは あのお方の右腕になれる!!」と、喜ぶザコ。そしてザコは「みろ!! おれさまの北斗神拳を!!」と叫び、ニセ物のポーズを構える。

 それを聞き、あまりのくだらなさに、ケンシロウは当初無視をする。それに怒ったザコは襲い掛かっていくも、あっけなくこめかみに親指を突き立てられ、挙げ句、土に埋められてしまうのであった。

 このザコは本作のテーマでもある神聖な“北斗神拳”を自分もできると平気で叫んだうえ、自己流で取得したであろうニセ物の北斗神拳で無謀にもケンシロウに向かっていく。その時点で死亡フラグがビンビンだ……。

 冷静に「おまえごときに使える北斗神拳ではない!!」と伝えたのは、ケンシロウのせめてもの優しさだったのかもしれない。ちなみに埋められたこちらのザコをケンシロウは放置。その処遇については、ザコがいじめ抜いた民衆に任せられた。

■自分が燃やされるとは…「わははは 土下座しろ!! 消毒されてえかー!!」のザコ

 コミックス10巻「南斗の帝王!の巻」では、火炎放射器を持ったザコが登場する。

 南斗鳳凰拳の伝承者・サウザーの部下であるこの男は、サングラスをかけたザコ定番のモヒカンヘアスタイルだ。よく見ると眉毛が八の字に下がっており、登場時からコミカルな印象を受ける。これだけで、ケンシロウにやられるフラグが十分だと思えるから不思議だ。

 火炎放射器男は豪華絢爛なバイクに乗るサウザーの前を先導し、「さがれ! 道をあけろ〜!! 聖帝様の御視察だ〜~っ!!」と叫ぶ。そして、土下座をしない市民を見つけると「汚物は消毒だ~!!」と、燃やしてしまう暴挙ぶり。そんな残虐な行為の最中、ケンシロウが登場するのだ。

 ケンシロウは火炎放射器男のモヒカンを掴み、蹴り倒す。「なっ…なにしやがるてめえ!!」と叫ぶ男に対しひと言、「おまえのいうとおりだ 汚物は消毒すべきだな……」と、火炎放射器を構えてそのまま男の顔面に炎を浴びせるのであった。

「そ…そんなちょっと あんた!!」と、うろたえている間にあっさり焼かれてしまうザコ。「うわぢゃ~〜!!」の断末魔が空しく響き渡る。

 そういえば、ケンシロウが道具を使ってザコを倒すのは珍しい。抵抗する間もなくやられてしまったこちらのザコだが、作品を盛り上げるための最弱キャラとしては爪痕を残したと言えるだろう……。

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