■久々のテレビアニメが大ヒットとなった『ドラゴンボール超』
『復活の「F」』が国内外でも大ヒットを記録した2015年には、7月から新作テレビアニメ『ドラゴンボール超』が放送スタート。『ドラゴンボールGT』以来の新作アニメ放送であり、鳥山明さんが原案を担当した作品だ。
序盤は、『ドラゴンボールZ 神と神』『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の内容を追う展開だったが、その後は、第6宇宙の戦士と対決する「破壊神シャンパ編」と、未来の世界を混乱に陥れるゴクウブラックの登場する「“未来”トランクス編」といったオリジナルのストーリーが展開される。
そして、全王の主催のもと全宇宙対抗の武道大会「力の大会」が開かれる「宇宙サバイバル編」がスタート。宇宙存亡をかけた戦いの中で、悟空は新たな領域「身勝手の極意」に到達し、最終話では悟空がフリーザと共闘するという熱い展開が繰り広げられる。
テレビ放送終了後の2018年には、『ドラゴンボールZ』で人気を博したブロリーが登場する劇場用アニメ『ドラゴンボール超 ブロリー』が公開。さらに、2022年には悟飯とピッコロの師弟コンビが活躍する劇場用アニメ『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』が公開された。
■2024年も悟空が大活躍『ドラゴンボールDAIMA』
ここまでが、『週刊少年ジャンプ』で連載された『ドラゴンボール』以降の孫悟空の物語だ。
そして2023年10月13日(日本時間)に開催されたポップカルチャーの祭典「ニューヨーク・コミコン2023」で、新作アニメシリーズ『ドラゴンボールDAIMA(ダイマ)』が展開されることが明らかになり、前述した通り、2024年秋よりフジテレビにて放送されることが決定した。
鳥山さん自らが基本ストーリーや設定、デザインを手がけたという同作では、悟空たちがある陰謀により小さくなってしまい、悟空が体の小ささを補うために如意棒を駆使して戦うシーンも登場するとのこと。公開されているPVの悟空は、懐かしい子どものときの姿で、どのような冒険が描かれるのか、放送の日が待たれるばかりだ。
漫画『ドラゴンボール』の連載開始から今年で40年。作中、第23回天下一武道会終了後に亀仙人は「最終回じゃないぞよ もうちっとだけ続くんじゃ」とコマの隅から顔を出していたが、その言葉のように、これからも孫悟空の物語が続くのを世界中のファンが待ち望んでいるだろう。