ネルフ本部、超進化研究所に早乙女研究所… 景色も違って見える「ロボットアニメの秘密基地」はここにあった!【関東編】の画像
『ゲッターロボ』DVD第1巻より

 ロボットアニメといえば、お約束の1つが「秘密基地」だ。それ自体が空中要塞になったり、または海底深くにあったりと、さまざまなギミックで視聴者を楽しませてくれる要素である。

 そういったロボアニメの秘密基地の中には、現実の所在地で表すことができるものもある。実際の場所を知ることで「ここに基地があるのか」と見慣れた風景も違って見えるもの。今回は関東地区にある、名作ロボットアニメの「秘密基地」をいくつか紹介しよう。

■埼玉県『シンカリオン』の超進化研究所

 まずは埼玉県には、2018年からはじまったメディアミックス作品『新幹線変形ロボ シンカリオン』の特務機関「新幹線超進化研究所大宮支部」がある。

 埼玉県さいたま市にある鉄道博物館は、現実にも存在するスポットだ。コキ50000やレムフ10000、E5系新幹線のモックアップなどが展示されている、鉄道ファンにはたまらない博物館である。

 超進化研究所大宮支部は、その博物館の地下にあるという設定。シンカリオンの研究開発、整備や戦闘サポートなどを行う、まさに秘密基地である。

■群馬県『ゲッターロボ』シリーズの早乙女研究所

 1974年放送開始の初代『ゲッターロボ』から、2021年の『ゲッターロボ アーク』と、長きにわたってテレビアニメ化され続けた『ゲッターロボ』の秘密基地「早乙女研究所」も関東地方にある。

 ゲッターロボやゲッター線にまつわるさまざまなものが保管されている早乙女研究所は、群馬県と長野県の県境に存在する浅間山に位置する。そのため『ゲッターロボ』シリーズは浅間山周辺が舞台となることも多い。

■東京都『勇者』シリーズの秘密基地

 東京都は、特に『勇者』シリーズとの関係性が深い土地だ。

『勇者特急マイトガイン』(1993~94年)では、アニメが放送されていた当時の株式会社タカラ(現タカラトミー)の所在地にあわせ、味方側ロボットを開発する工場が葛飾区青戸に設定されており、また『旋風寺コンツェルン』の私設組織・勇者特急隊の本拠地であるマイトステーションも青戸にあった。

『勇者警察ジェイデッカー』(1994~95年)では、東京都千代田区にある「警視庁本部庁舎」が、味方側ロボットの勤務地であり本拠地となっている。1997年に放送された『勇者王ガオガイガー』の地球防衛勇者隊「GGG」の本拠地は、東京湾上に建設された海上都市「Gアイランドシティ」にあるという設定だ。

 どれもが勇者ロボットのメンテナンスなどを行う重要拠点だ。

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