■約2年の休載からの連載再開
『週刊少年ジャンプ』にて連載されていた葦原大介氏による『ワールドトリガー』も、長期の休載から華麗な復活を遂げている作品だ。
2013年より連載開始した同作は、2016年から2018年まで、作者の体調不良のため約2年に渡って長期休載していた。『ジャンプ』にて連載再開した後は、2019年1月号から掲載誌を移し、月刊誌『ジャンプスクエア』にて連載されている。
同作は、2014年から2016年まではテレビ朝日系でアニメのファーストシーズンが放送されており、その放送時間が日曜朝だったことから、幅広いファン層から人気を集める作品。今も変わらず連載が続いており、3月31日には東京ドームシティホールでリアルイベント「ワールドトリガー フェスティバル2024」の開催が予定されている。
星野桂氏による『週刊少年ジャンプ』にて2004年より連載されていた『D.Gray-man』も現在、掲載誌を変えて連載続行している。
絵柄の美麗さや独特の世界観から女性人気も高かった同作。過去にはアニメ化もされていたが、『ジャンプ』連載後期からたびたび休載しており、展開が気になるまま『ジャンプ』自体を卒業してしまった、という読者も多いのではないだろうか。
その後、同作は『ジャンプスクエア』にて2009年12月号から2013年2月号まで連載したのち、2年半の長期休載を経て新増刊号『ジャンプSQ.CROWN』に移籍。同誌の休刊後は、後継誌である季刊誌『ジャンプSQ.RISE』に移籍している。
現在発売中の『ジャンプSQ.RISE 2024. WINTER』では、『D.Gray-man』が表紙を飾っている。相変わらずの美しいイラストに、懐かしさと新鮮なときめきを感じてしまう。
無期限休載や長期休載を挟んだ作品が、再開後にさらに人気を集めることは少なくない。今回新たにスタートした『ルリドラゴン』も、物語の続きが読めることで、ファンから期待の声が上がっている。