本日２月２０日は人気声優の中村悠一さんの誕生日である。アニメ、ゲーム、特撮など幅広いコンテンツで活躍する中村さんの声と演技は、今日まで多くのファンを魅了し続けてきた。
そんな中村さんはアニメの人気キャラを演じることも非常に多く、その中でもいわゆる「最強キャラ」を担当するケースがしばしばある。「最強に定評のある中村悠一」と語るファンもいるほどだが、今回は中村さんが声をあてる「最強キャラ」を見てみよう。
■軽薄と真剣を見事に両立する演技『呪術廻戦』五条悟
２０２３年末に大好評のまま終了したＴＶアニメ『呪術廻戦』第２期。本作で中村さんが演じる五条悟は作中で誰もが認める規格外の呪術師であり、ファンからの人気も高い文句なしの「最強キャラ」だ。
普段は軽薄な男だが、戦いとなれば「無量空処」を筆頭とする反則級の呪術で敵を圧倒するギャップが五条の魅力のひとつだ。中村さんはそんな五条の二面性を声ひとつで表現しており、原作とは一味違う深みを与えているように思う。
アニメ第２期では五条の過去が明かされる「懐玉・玉折」や物語が大きな転換を迎える「渋谷事変」が描かれ、五条も活躍した。「渋谷事変」で五条が獄門疆（ごくもんきょう）に封印される展開に驚いた視聴者も多いだろう。
特に親友の夏油傑と「ありえない再会」を果たした五条が｢俺の魂がそれを否定してんだよ｣と叫ぶシーンでは、普段のおちゃらけた彼からは想像もできない気迫を中村さんが見事に演じてくれた。すでに制作が決定しているＴＶアニメ第３期で五条がどうなるか、アニメ派の方は楽しみにお待ちいただきたい。
■本格的な出番に期待大『るろうに剣心』比古清十郎
ＴＶアニメ『るろうに剣心 ―明治剣客浪漫譚―』の第２期「京都動乱」制作決定にあたり、緋村剣心の師匠・比古清十郎を中村さんが演じることが発表された。
清十郎は原作を手掛ける和月伸宏さんも本作の「ジョーカー」と語っており、いわば作者公認の「最強キャラ」といえる。剣心が扱う「飛天御剣流」を剣心以上に極めており、力も速度も次元が違う。原作漫画での戦闘描写こそ少ないが、そのわずかな機会だけで読者に「最強だ」と思わせる説得力を持つ男……それが比古清十郎だ。
第１期最終話ではセリフのみで登場し、中村さんの比古清十郎がわずかながら聞けた。「今頃になってノコノコ 姿を現しやがって この俺に一体 何の用だ？」と短いセリフだったが、師匠としての威厳を感じさせる迫力があり、本格的な登場が待ち遠しい。
旧作アニメでは『ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ』のシャンクスなどで知られる池田秀一さんが演じた比古清十郎を、中村さんはどう表現してくれるのだろうか。
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