『エースをねらえ!』や『ときめきトゥナイト』にも…昔の少女漫画に多かった!? カップルやヒロインが不良に絡まれる展開3選の画像
『エースをねらえ!』Blu-ray BOX(ビクターエンタテインメント)

 昭和を中心とした昔の時代、よくドラマなどでカップルや少女に絡む不良を見たことはないだろうか。いわゆるヤンキーといったガラの悪い男たちがカップルの前に現れ「ヒューヒュー、見せつけてくれんじゃねえか」などと言うシーンである。

 昔の少女漫画にもそのようなシーンはよく登場した。その多くがカップルを脅したり、ヒロインの少女に言い寄ったりするが、強いプリンスが助けてくれる展開が待っているのだ。今回は特に昭和にあるあるだった、カップルやヒロインが不良に絡まれるシーンを紹介したい。

■絡まれた時の彼の対応もカッコいい…『エースをねらえ!』カップルに絡む不良たち

 まずはカップルに絡む典型的な不良たちのシーンを、山本鈴美香氏による昭和の人気漫画『エースをねらえ!』より紹介したい。

 主人公の岡ひろみは、同じ西高の男子テニス部キャプテン藤堂貴之に想いを寄せていた。お互い口にはしないものの両想いであり、ストーリー後半はテニスを通じてお互いが支えあう関係になっていく。

 そんな2人が帰宅中、典型的な悪ぶった不良組3人が「およっ?」「ヒュー♪」「あーらいーわねー」などと言って近づいて来る。青ざめるひろみに対し、不良たちを睨みつける藤堂。しかし不良は絡み続け、ひろみに「彼女こっちにいらーっしゃい!」と手を伸ばしてきた。

 すると藤堂はその手をバシッと払い、「どこの生徒だ 西高の藤堂と知ってけんかをうるのか!」とひろみの前に立ちふさがる。それを聞き、一気に縮こまる不良たち。西高の藤堂といえば強い男として有名なのだろう、不良たちは震えながら退散していった。

 このシーンでは学ランの帽子をかぶりサングラスをかけた、いかにも昔風のワルが登場する。それらを一言で蹴散らしてしまう、藤堂のカッコいいセリフが印象的だ。昔のプリンスはなぜか喧嘩が強く、なぜか他校にまでその噂が広まっているのも昭和ならではである。

■『ときめきトゥナイト』蘭世&俊に絡むボクシング部の高校生たち

 次に紹介するのは、1980年代に人気を誇った池野恋氏による『ときめきトゥナイト』第一部のシーンから。主人公の江藤蘭世は、クールなイケメン真壁俊に想いを寄せる魔界人の少女。登場時は中学生で、俊はその頃からボクシングを習っていて腕には自信がある。

 ある朝、俊と蘭世は学校に遅刻しないよう走っていた。しかし道端で突然止まる俊。その目の前には、強そうな高校生3人が立っており、「おまえが真壁俊か」と聞いてくる。

「おれたちはS高のボクシング部で…」と話し出す相手に対し、俊は「学校の勧誘ならことわるね」と言い、自分を勧誘に来たらしい高校生達を突っぱねた。その態度にイラっとした高校生が俊を殴り、俊も相手を殴って喧嘩に発展。「やめて」と叫ぶ蘭世に対し、俊は「江藤はやくにげろ」と彼女を逃がす。その後自分は高校生に背後から一斗缶のようなもので殴られてしまうのであった。

 俊が蘭世を安全な場所に避難させたあと、不良っぽい高校生と対峙する姿はカッコいい。その後蘭世が泣きながら戻ってきて、ケガをした俊をやさしく介抱するのも、昔の恋愛ドラマや少女漫画にはよく見かけたシーンである。

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