剣に銃、ムチに弓など、漫画やゲームでは多種多様な武器が登場するが、破壊力のありそうな見た目のインパクトと振り回した際の派手さでいえば「ハンマー」も魅力的。『シティーハンター』の槇村香のようなギャグキャラから、『呪術廻戦』釘崎野薔薇や『鋼の錬金術師』のロアのようなキャラまで、いずれも使い手は豪快な人物ばかり。
今回はしっかりと武器としてハンマーを使いこなしてきた漫画・ゲームの名キャラたちを振り返りたい。
■世界的人気キャラクター!専用BGMが頭から離れない
まずゲームでの「ハンマー使い」といえば、世界的人気キャラクター、マリオがそうだろう。言わずと知れた『マリオ』シリーズの主人公で、初期作品の『ドンキーコング』ではハンマーを持って暴れ回っていた。「ハンマー」は現代マリオでいうスターのようなアイテムで、ほぼ無敵状態になる。スター同様に専用BGMが再生されるのだが、頭から離れないという当時のファンも多いだろう。
現代のマリオはハンマーを持つことがほぼなくなってしまったが、対戦アクションゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでアイテムとして復活している。「横移動と地上ジャンプしかできない」「ガケにつかまれない」といった欠点はあるものの、強アイテムのひとつだ。オリジナル作通り、アイテムを取得した瞬間に専用BGMが再生される演出はファンとしては嬉しいところだ。
■狙撃の王は近接攻撃も得意!5tハンマーで敵を蹴散らす?
続いて紹介するのは、原作第1話からの再アニメ化が発表された『ONE PIECE』より、ウソップ。ウソップは、主人公のモンキー・D・ルフィ率いる海賊、麦わらの一味の狙撃手。パチンコを使用した正確な狙撃能力がウリで、一味のなかでも超長距離攻撃を得意とする唯一のクルーだ。単純な戦闘能力ではゾロやサンジに劣るが、限定されたシチュエーションでは無類の強さを発揮する。
そんなパチンコイメージのあるウソップだが、初期は「ウソップハンマー」という技も多用している。
アラバスタ編ではMr.4&ミス・メリークリスマスペアと戦い、トニートニー・チョッパーと協力してこれを撃破した。戦いのなかで5tハンマーを手にしたウソップは、チョッパーも含めたその場にいる全員を驚かせた。もちろん、これはただのハッタリ。実際はハリボテだったが、柄の部分以外はすべて風船で作られた「10t」と書かれた超巨大武器を使う「ウソップゴールデンパウンド」を繰り出す場面もあった。