■その長い爪って邪魔じゃないの…? 一般人にとってはある意味一番恐怖だった「クラブ」

 さあ、最後は「サザンクロスへ!!の巻」の回に登場するクラブだ。コイツには頑張ってほしいところだが……。

 クラブは邪魔になりそうな長い鉄爪を装備し、“スペードやダイヤと自分は違って毎日修行を重ねている”と、弱者をいたぶっていた。

 “自分の体に一瞬でも触れることができたら町から出してやる”と条件を提案したクラブに対し、一人の男が鉄爪に刺されながらもなんとか触ることに成功。しかし「家畜の分際でおれの体にさわりやがったな〜」と逆ギレして残忍に殺してしまう。こんなの怖すぎるだろう。

 ここで登場したケンシロウに“カマキリ”と称され、「五指烈弾」で両手を粉砕されるクラブ。やめときゃいいのに「どうしたカマキリそれまでか」と言うケンシロウの挑発にのって攻撃を仕掛けるも軽くかわされ、「命門」という秘孔を突かれてしまった。

 1分で徐々に背骨が曲がって2つに折れてしまうという怖すぎる暗殺拳なのだが、まあ残虐な男だけに仕方ないだろう。必死にケンシロウに敬語を使って命乞いをするのだが、月をバックに顔を踏まれて絶命。

 コイツも1話で死んでしまった……スペードとダイヤとたいして変わらないな。

 

 う〜ん…せっかく登場したトランプ三人衆だが、ケンシロウの引き立て役としてだけで終わってしまったな。だが、スペードはケンシロウの上半身を裸にするほど怒らせたのに、ダイヤとクラブは静かに殺されている。彼らは馬鹿にしていたが、残忍さはスペードに軍配が上がりそうだ。

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