『ヘルタースケルター』水原希子に『20世紀少年』木南晴夏も… 漫画実写化作品で“原作から飛び出してきたみたい”だった脇役の女優たちの画像
20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり [DVD]/バップ

 そっくりすぎる再現度で、漫画実写化作品のキャラを演じた女優たち。ときにはあまりに再現度が高くて、二次元のキャラが実在するかのように思えてしまうほどのケースもある。

 今回は、漫画実写化作品のなかで特に再現度が高かった、“脇役を演じた女優”についてご紹介していこう。

■印象的な眼差しにドキリ!『ヘルタースケルター』水原希子さん

 岡崎京子さん原作の『ヘルタースケルター』は、全身整形をほどこした人気モデル・りりこが、きらびやかな世界に身を置きながらさまざまな苦悩を抱える姿を描いた作品だ。

 2012年に実写映画化された本作で、素性がわからない謎のトップモデル・りりこを演じたのは沢尻エリカさんだった。沢尻さんの美貌によって、現実世界に誕生したりりこ。彼女の圧倒的な存在感と、蜷川実花監督特有の極彩色の世界で彩られた本作は、ある意味アート作品としても楽しめる映画に仕上がっている。

 今回注目したいのは、りりこの後輩モデルとして登場する吉川こずえ役を演じた水原希子さんだ。作中では全身整形で美しくなったりりことは対照的に、こずえは美貌を生まれもっている。そんな彼女の魅力は、整った顔立ちに小顔、抜群のスタイルという圧倒的な美貌である。

 実写版でこずえを演じた水原さんは、スタイルから眼差しまでこずえにそっくりだった。意志の強さを感じさせる大きな瞳が印象的で、圧倒的な美女を見事に再現していたように思う。

■あまりにそっくりでファンも驚き!? 『20世紀少年』 木南晴夏さん&平愛梨さん

 浦沢直樹さん原作の『20世紀少年』は、少年たちが空想の中で描いた未来の姿が、現実となってしまうことで物語がはじまっていく。時代を越えて描かれる壮大なストーリーは、2008年に実写映画化を果たし、3部作として公開されている。

 主人公の遠藤健児を演じたのは唐沢寿明さんで、豊川悦司さんや常盤貴子さん、香川照之さんといった豪華なキャストが集められている本作。そんな中、ファンを驚かせた脇役が、小泉響子役の木南晴夏さんだ。響子は健児の姪でヒロインのカンナと同じ学校に通う女子生徒で、茶髪のロングヘアを2つにむすんでいる。能天気な性格で、コロコロと変わる表情と大袈裟なリアクションがチャーミングな女の子だ。

 木南さんは響子役を演じる中で、まるで原作をトレースしたかのようにそっくりな表情を見せている。原作ファンから「そっくりすぎて思わず笑ってしまった」なんて声も上がるほど、作中屈指の再現度でファンを沸かせていた。

 またこちらは脇役ではないが、カンナを演じた平愛梨さんも話題となった。カンナは白いキャップがトレードマークの、活発で頭もいい才色兼備な女の子。カリスマ性を持ち、周囲を味方にしていくカンナは、作中で重要なキャラクターとして登場する。

 外にハネた茶髪がかわいらしいカンナ。平さんは白い帽子と青いジャンパーを身につけ、原作を忠実に再現した姿で登場している。その姿に、原作ファンも「カンナの再現度が高すぎる!」と驚きの声を寄せたほどだ。

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