セイラにフォウ、ティファも…令和に見返すとあらためて驚く『ガンダム』シリーズ「女性キャラの大胆シーン」の画像
角川スニーカー文庫『機動戦士Zガンダム フォウ・ストーリー そして、戦士に…』(KADOKAWA)

『ガンダム』シリーズは戦争をテーマにし、モビルスーツ同士の戦闘や人間ドラマが魅力の作品だ。しかし実は、伝統的に“サービスシーン”が多い作品でもある。

 とくに昔は現在よりも規制が緩かったこともあり、入浴や水浴びなどのシーンで一糸まとわぬ姿が描写されていたり、なんと女性キャラのバストトップまでが映し出される非常に大胆なシーンもあった。

 そこで今回は、当時は当たり前に見てたけれど、令和に見返すとあらためて驚く『ガンダム』シリーズ女性キャラの大胆シーンを紹介する。

■シリーズ伝統はここから始まった『機動戦士ガンダム』

 記念すべき『ガンダム』シリーズ初のサービスシーンは、やはり1979年放送の初代『機動戦士ガンダム』だった。

 第17話「アムロ脱走」にて。ホワイトベース船内を歩いていたアムロは、キッカに壊れた蛇口を直すようにせがまれシャワー室に入るのだが、そこで入浴中のミライと鉢合わせてしまう。

 キッカに呼ばれ浴室のドアを開けた直後、あろうことかアムロに上半身あらわな姿を見られ、慌てて隠れるミライ。蛇口を直したアムロに「助かったわアムロ」と、頬を赤く染めながら声をかけるミライの姿は色っぽく、彼だけではなく当時視聴していた子どもたちをドキドキとさせたに違いない。

 みんなのお姉さん的存在であるミライのこの大胆シーンが、ガンダムシリーズ初のサービスシーンとなった。

 また、第37話「テキサスの攻防」では、ジオン・ズム・ダイクンの娘・セイラの高貴な入浴シーンもある。

 “敵接近 全員第3戦闘配置”のアナウンスを聞き、急いでバスタオルを体に掛け湯船から出るセイラ。「命拾いのあとの いいお風呂だったのに」と、ため息交じりにセリフを吐くのだが、短いシーンながらも印象深い場面として視聴者の心に残っているだろう。

 なお、こちらのシーンは1982年公開の劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』で新規カットにより強化されており、制作陣の“本気度”が感じられた場面でもあった。

■引き継がれる伝統『Z』『ZZ』

 シリーズ2作目『機動戦士Zガンダム』(85年)、シリーズ3作目『機動戦士ガンダムZZ』(86年)でも伝統はしっかり受け継がれ、人気キャラの大胆なシーンが描かれていた。

 まず『機動戦士Zガンダム』第36話「永遠のフォウ」では、ティターンズの強化人間で作中屈指の人気キャラ・フォウの大胆シーンがある。

 エメラルド色の髪と紫の唇が特徴のビューティ&キュートなフォウの入浴シーンは、残念ながらバスタブにしっかり浸かっているものの、胸の谷間がくっきりと見えており、確実にバストサイズが大きいことが分かる。

 その後、浴室から飛び出しカミーユに駆け寄ったフォウは「止まれ怪しいヤツ 動くと撃つ バーーン!」とおどけてみせ、そして彼に抱きつく。この2つのシーンに、当時見ていた男子たちは心をワシ掴みにされたことだろう。

 ちなみに、アニメ誌『月刊ニュータイプ』にはフォウの描き下ろしフルヌードポスターが付録としてついており、当時非常に話題となっていた。

 また、続く『機動戦士ガンダムZZ』では、一味違ったサービスシーンが登場する。それは第36話「重力下のプルツー」での、プルツーのコールドスリープのシーンだ。

 ネオ・ジオンの強化人間であり、幼い少女であるプルツー。コールドスリープから起こされた彼女は一糸まとわぬ姿だったが、そのことはまったく意に介さず、傍らのグレミーとも堂々と話していた。さすが強化人間だと思った瞬間だった。

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