■特定領域に入ったら終わり!「スーパーフライ」
次は、第4部に登場した「スーパーフライ」も、ある条件を満たせばDIOに勝てるはずだ。それは、スタンドが同化している鉄塔に誘い込むことである。
これはひとりの人間を鉄塔内に閉じ込めるというシンプルかつ不思議なスタンドだ。閉じ込められると別の相手を誘い込むことしか脱出方法がなく、力技でも無理。「チープ・トリック」同様に、こういった特定のルールを持つスタンドは攻略が難しいので、DIOも例外ではない。
そのため、もしDIOが鉄塔に入ることがあれば、一生そこから出られなくなるだろう。しかしDIOがわざわざそんな場所に行くとも思えない……。これはあくまでも、DIOの能力を持ってしても脱出は不可能ということで紹介してみた。
■改変はほぼ不可能?「ボヘミアン・ラプソディー」
最後は第6部に登場した「ボヘミアン・ラプソディー」。DIOの息子であるウンガロのスタンドで、かなり変わった能力といえる。
これは世界中のあらゆるキャラクターを現実化するという能力で、彼らに心を惹かれると、精神と肉体を分離させられてしまう。その後精神のほうは、そのキャラの登場するストーリーに沿って行動させられ結末を迎えるのだ。
ハッピーエンドだろうがバッドエンドだろうが、結末を迎えてしまうと精神が行方不明となるから、不可避に近い能力である。ストーリーを変えることもできず、必ず筋書き通りに進んでしまう……。
このスタンドの攻略法は、新たなキャラクターを生み出し、それが「ボヘミアン・ラプソディー」を無効化するという能力を持っている、ということにするしかない。
世界中を巻き込んでしまうスタンドで、誰かが「ボヘミアン・ラプソディー」を無効化しないことには終わらないので、DIOもこの時ばかりは誰かと協力するかもしれない。
DIOは作中でも最強に近いキャラであるが、倒す方法が無いわけではない。特殊なルールや領域を持つスタンドには、他のキャラ同様に苦しむはずだ。また常にひとりで行動しているからこそ、相手スタンドを攻略するのが難しい場合もあるだろう。