■『NG騎士ラムネ＆40』ダ・サイダーとレスカ
１９９０年代には数々のロボットアニメが放送されたが、筆者の思い出深い男女コンビの敵キャラといえば、１９９０年放送のアニメ『ＮＧ騎士ラムネ＆４０』ののダ・サイダーとレスカの二人。彼らは最序盤から終盤まで、ほぼ毎回主人公の前に立ちはだかる、ライバルだったり、怪物を使役する幹部といったポジションのキャラクターだ。
ダ・サイダーとレスカはお互いに意識する関係ではあるものの、物語の大部分においては、恋人要素を前面に出しているわけではなく、どちらかというと同僚や相棒といった関係性。まさにロボアニメの敵男女コンビという表現がぴったりの２人である。
この記事で紹介している他の敵男女コンビと比較しても、登場話数が長いので、印象に残っている人は多いのではないだろうか。
■後のシリーズに影響を与えたシャアとララァ
様々な女性と関係性のあるシャア・アズナブルだが、ロボアニメの敵男女コンビとしては、ガンダムシリーズ全体を通して、ララァ・スンとの組み合わせが唯一無二となっている。
アニメ『機動戦士ガンダム』では、それぞれシャア専用ゲルググとエルメスで同時に出撃し、アムロを含むホワイトベース隊を追い詰めている。シャアとララァ、そしてアムロとの関係性は、シャアとアムロ中心のストーリーが完結する『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』まで尾を引くこととなる。
また、仮面のライバル「シャア」とニュータイプ能力が高い少女の「ララァ」、そして搭乗機のパーソナルカラー機である「シャア専用ゲルググ」やサイコミュ特化機「エルメス」は、ガンダムシリーズは勿論、それ以外でも様々なキャラクターのオマージュ元となっている。ガンダムシリーズとは切っても切れない「敵陣営の男女コンビ」なのである。
ロボアニメの敵男女コンビを４組紹介したが、どのコンビもキャラが立っていて、印象深いシーンが思い出される。あなたはロボアニメの男女コンビといえば、どのキャラを思い浮かべるだろうか。
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