歴史は物語る「三代目」で栄華を極めた! スーパーファミコンの名作が多い「第3作」のタイトルの画像
画像はスーパーファミコン用ソフト『聖剣伝説3』(編集部撮影)
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 会社経営の世界では「3代目が会社を潰す」などといった言葉があるが、歴史を振り返ると最盛期を築いた室町幕府第三代征夷大将軍・足利義満や、270年続く政権の礎を作った江戸幕府三代将軍・徳川家光など、大胆な改革によって繁栄に導いた「三代目」のケースもある。

 これはゲームのようなエンターテインメントの世界でも通じるのか、『ファイナルファンタジー3』『ドラゴンクエスト3 そして伝説へ…』『ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?』などなど、人気シリーズとして今も続くゲームの「3作目」は、前作までのフィードバックが積み重なり、ブラッシュアップされて洗練されているイメージがある。『スーパーマリオブラザーズ3』や『ロマンシングサ・ガ3』といった作品も、ユーザーフレンドリーな難易度が採用されて人気に。シリーズ常連プレイヤーをさらに増やすことに成功した。

 3代目で栄華を極めたファミコンスーパーファミコンの名作タイトルは、他にどのようなものがあるだろうか。

■キャラクター個々の物語が描かれたアクションRPGの傑作

 3代目で爆発したという点では、『聖剣伝説3』が思いつく。『ファイナルファンタジー』シリーズの外伝として1991年にゲームボーイ用ソフトとして生まれた『聖剣伝説』シリーズ。初期『ファイナルファンタジー』シリーズの、神秘的な中世ファンタジー世界観で、自キャラを縦横無尽に操作して、世界を堪能できるのは大きな魅力であった。

 その魅力が『聖剣伝説2』で、スーファミでのグラフィック強化によりさらに没入感を増すことになる。

 そして、1995年に発売された『聖剣伝説3』では、6人の主人公からの選択制となった。これによって、キャラクター個々のストーリーを深堀りすることに成功。「リース」や「ホークアイ」といった、今でも人気のあるキャラクターが生まれることとなった。

 前作で好評だったリングコマンドなどの戦闘システムは引き続き採用しつつ、ボス戦での進行不能バグや、仲間が地形に引っかかってしまうといった不評な点を改善。結果、スーファミのアクションRPGとして、屈指の名作と評価されるに至った。

■今も続く『スパロボ』シリーズの基礎

 近年では『SSSS.GRIDMAN』や『シンカリオン』も参戦し、話題となった『スーパーロボット大戦』シリーズ。
 1991年にゲームボーイ用ソフトとして発売された第1作『スーパーロボット大戦』では、パイロットの存在が無く、参戦作品も『ガンダム』『マジンガー』『ゲッターロボ』の3シリーズ作品のみであった。

『コンパチヒーロー』シリーズの派生作品として生まれた作品であるが、この時点で原作ファンがニヤリとするネタが満載で、ゲームバランスも良い傑作だった。

 続くファミコン用ソフト『第2次スーパーロボット大戦』では、パイロットの概念が追加。敵、味方が原作に準拠した形で存在するようになる。それに伴いストーリー性も強化され、クロスオーバー性も高くなった。ゲームボーイからファミコンに媒体が移ることで、カラーになったのも嬉しい。

 そして、1993年に発売された3代目『第3次スーパーロボット大戦』では、スーパーファミコンになり、グラフィック面がさらに強化。武器グラフィックのバリエーションが増え、必殺技演出も派手になる。

 プロトゲッターや、ネモ、セイラ・マスなど、マイナーキャラや脇役も味方として使えるようになり、『ガンダム』『マジンガー』『ゲッターロボ』シリーズ以外に『コンバトラーV』や『ライディーン』『ダイターン3』が参戦。個性的で豊富なユニットを取捨選択して使えるようになった。

 シナリオ分岐や機体改造、のりかえシステムも本作からである。今も続く『スーパーロボット大戦』シリーズの基礎とも言うべき作品となった。

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