■アクシズ内でのシャアとのチェイス

 同じく『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』では最終局面でも白兵戦が描かれた。アムロはアクシズを内部から爆破しようと生身でアクシズ内部へ潜入。それを見たシャアもサザビーから降りてアムロを追撃に向かう。

 物音がしたからか、もしくはニュータイプの感応か、アムロはシャアの接近を視認しないうちに感知。そしてアクシズの各所に無線機を仕掛けたり、ワイヤートリガーのバズーカを仕掛けたり、直後からさまざまな罠を実に手際良く仕掛けていく。

 その後、シャアの腰のミサイルランチャーの爆風で何度か吹き飛ばされるものの、その際には、ヘルメットの破損をテープで応急修理したり、アクシズの天井に打ち付けられそうなところを、体を反転させて無事に着地している。

 このシーンから、アムロの咄嗟の判断力が人並みはずれていることが分かるだろう。わずかな時間で有り合わせの道具で罠を張り巡らし、爆風で吹き飛ばされても的確に危機回避するアムロ。熟練したのはモビルスーツ操縦技術だけではなさそうである。


 映像では、シャアとの白兵戦シーンしかないため、他の誰かと対峙した場合にどうなるのかが気になるところだ。とはいえ、シャアに攻められる中での剣の確保や、車から馬への乗り移りを見ると、アムロの卓越した状況判断力にセンスを感じざるを得ない。

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