■パンツのためにドタバタ大騒動!「眠鬼」編
『ぬ~べ~』のお色気エピソードならば、原作第241〜243話で描かれた「眠鬼(みんき)」編は外せない。傑作選「セクシー編」ではこの三話がトリを飾っているほどだ。
童守小学校に突如現れた鬼の娘、眠鬼。その正体はぬ~べ~が「鬼の手」に封印している覇鬼の妹だ。とある目的のために人間界にやってきた眠鬼だったが、その道中で大事なものを落としてしまう。それが“パンツ”だ。
鬼が履くパンツには特別な力が込められているらしく、眠鬼はなんとか取り戻そうと童守小学校を探索し、ぬ~べ~の生徒にも手伝ってもらうも、なかなかパンツは見つからない。
痺れを切らした眠鬼は、学校中の人間をパンツ一枚にする術を発動してしまう。男女も年齢も問わず下着姿になった童守小学校は大混乱。5年3組の女子生徒がまとめて術の犠牲になる見開きは、ドキドキと笑いが同時にこみあげたものだ。
ここまでが第241話の内容だが、眠鬼の大暴れはこれで終わらない。第242、243話では下着姿を超える騒動が展開するのだが……語るにはあまりに過激すぎる。本エピソードを未読の人は、ぜひ自分の目で確かめてほしい。
まとめ
少年誌とは思えないセクシーな展開で少年の心をドキドキさせた『地獄先生ぬ~べ~』。大人になってから読んでみても、過激な描写の数々は「さすが」のひと言に尽きる。
『地獄先生ぬ~べ~ 30周年記念傑作選』は、2024年8月23日まで無料配信を予定している。あの頃のドキドキを思いだしたくなったら『セクシー編』を手に取ってみてはいかが。