『H×H』レオリオや『マクロス7』バサラも… “丸いサングラス”が似合う漫画やアニメのキャラの画像
『呪術廻戦』懐玉・玉折第1巻DVD(東宝)

 2023年7月よりアニメ2期が放映されている『呪術廻戦』だが、作中屈指のイケメンキャラクター・五条悟が、スタイリッシュな“丸いサングラス”をかけた姿を披露している。彼のみならず、さまざまな作品に登場しているサングラス姿のキャラクターたち。そこで、“丸サングラス”が似合う個性的なキャラクターについて見ていこう。

■スーツとサングラスの絶妙な相性…『HUNTER×HUNTER』レオリオ=パラディナイト

 1998年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載されている冨樫義博氏の『HUNTER×HUNTER』は、“ハンター”と呼ばれる猛者たちが世界中の秘宝や謎を追い求め活躍する、冒険活劇バトル漫画だ。

 本作において“丸いサングラス”がトレードマークのキャラクターといえば、レオリオ=パラディナイトだろう。物語序盤のハンター試験で主人公・ゴンと知り合い、その後は気の合う仲間としてたびたび行動をともにしている287期のハンター試験合格者だ。

 初登場時は19歳だったが、193cmという長身にスーツと“丸いサングラス”の出で立ちから、ゴンやキルア、クラピカと比べても大人びた印象を受ける。しかし、その性格は非常に単純明快な“俗物”で、金、酒、女をこよなく愛し、仲間からぞんざいな扱いを受けることも多かった。

 しかし、実は彼、医大生としての経歴も持っており、意外にも勤勉な一面を持ち合わせている。勉強中にはサングラスではなくメガネをかけ、看護師服姿の際は裸眼姿も披露した。

 作中では仲間であるゴンたちが徐々に“念能力”に覚醒していき、戦闘力の面では置いていかれがちな印象のレオリオだったが、会長選挙・アルカ編ではその人柄や言動から“会長総選挙”の上位に食い込むなど、再登場とともに意外な活躍を見せることとなる。

 ネテロ、ヒソカ、ジン、チードルといった作中屈指の実力者、有識者たちからも彼のポテンシャルの高さは買われており、ハンターとは戦闘能力がすべてではない……ということを体現するような人物だ。

 飄々とした立ち振る舞いと、スーツに丸サングラスというトレードマーク。そして、バトルとはまた一風違った場面で独自の活躍を見せつけた、実に個性的なキャラクターである。

■“歌”で平和を勝ち取った熱血歌オタク! 『マクロス7』熱気バサラ

 1994年からTBS系列にて放映されたアニメ『マクロス7』は、前作である『超時空要塞マクロス』から実に11年という歳月をかけ、新たに制作された『マクロス』シリーズの続編作品だ。

 可変機構を持つロボットによるバトルシーンだけでなく、“歌”が重要なテーマとなっている本シリーズだが、その“歌”により強烈にフォーカスを当て活躍したのが、本作の主人公・熱気バサラだ。

 バサラはロックバンド「Fire Bomber」のメインボーカルとギターを担当する青年で、逆立った茶髪と青いレンズの“丸縁サングラス”がトレードマークである。とにかく歌うことが好きで、寝ても覚めても歌のことばかりを考えている歌オタクなのだが、心の底から歌が持つパワーを信じており、歌さえあればたとえ異星人、異種族とでも心を通わせることができると信じている。

 そんな熱血漢な彼だが、各地で起こる“戦争”も歌の力で終わらせることができると信じた結果、なんと戦闘機に乗って戦場に乱入し、所かまわず歌を響かせてまわるというとんでもない行動に出る。

 当然、彼の存在は軍人らからは煙たがられ、当初は変人のように思われていたが、その突き抜けた熱意と行動は徐々に人々の心を動かし、戦いに明け暮れていた者たちの意識を変えていく。

 バサラの口癖である「戦争なんかくだらねぇ、俺の歌を聞けぇ!」は、『マクロス7』という作品を象徴する代名詞ともなっており、“歌”の力で人々を動かし、戦争を終結へと導いた男の生き様がこれでもかと反映されている。武力を用いず、正真正銘、“歌”のみで戦い抜いて見せた、なんとも熱く破天荒なキャラクターだ。

  1. 1
  2. 2